どうも、サンモトです。
↓少し前にAmazonでもちきびという食材を買ってみました。
今回はこのもちきびを使って『きびだんご』を作ってみようと思います。
「黍は日本の五穀(五種の主要な穀物)の一つで、昔から食べられてきたイネ科の植物です」
「米と同じくうるち性ともち性の2種類があり、もちきびは炊き上げた時にモチモチ感や粘り気があってお菓子作りに向いているそうです」
「今回はこのもちきびを使って『きびだんご』(のようなもの)が作れるか試していこうと思います(-_-)」
「私と同じように趣味の料理を楽しみたい人の参考になれば嬉しいです」
「『きびだんご』と言えば桃太郎に出てくる有名な食べ物ですが、『粉状にした黍を蒸して搗いたもの』だとか『もち米と黍を混ぜて搗いたもの』だとか、作り方は諸説あるようです(-_-)」
「岡山の銘菓『吉備団子』は風味付けに黍を使った餅菓子のようですね」
「通販でも取り扱っているようなので、気になる方はぜひ食べてみてください」
↓こちらの記事で『きびだんご』のレシピ部分を簡単にまとめたので、参考になれば嬉しいです。
用意する材料・道具
「黍は一粒がかなり小さいので、洗ったり水気を切る際には目の細かいザルや漉し器があると便利です」
実際に作ってみる
↓まずはもちきびを二通りのやり方で炊き上げてみました。
「左は『鍋で炊いたもの』で右は『電子レンジで加熱したもの』になります」
「もちきびは炊く前に軽く洗って30分ほど浸水させています(黍は浸水させずにすぐに炊いても問題ありません)」
「鍋で炊いたものはもちきび100gを浸かる程度の水・塩1gと一緒に鍋で火にかけ、沸騰し始めたら弱火に変えて、10~15分ほどじっくり炊きました」
「鍋で炊く場合は灰汁を取りつつ、水気が少なくなったら差し水をする必要があります」
「電子レンジで加熱したものは深めの皿にもちきび50gと浸かる程度の水を入れて軽くサランラップをかけ、600Wで4~5分ほど加熱し、漉し器で水気を切りました」
「電子レンジで加熱する場合は水が沸騰して泡立ってくるので、吹きこぼれないように注意する必要があります」
↓炊きあがったもちきびをそれぞれ味見してみました。
「どちらも共通しているのは素朴な甘さと粘り気、少し後を引く苦味があることです」
「鍋でじっくり炊いた方はトロミが出てお粥に近い食感です」
「電子レンジで加熱した方は柔らかくなっていますがプチプチした食感は残っています」
「鍋で炊いた方が甘味をしっかり感じたので、炊き上げる時は塩を少し入れた方が良いかもしれません」
この二通りで炊いたもちきびを使って『きびだんご』を作っていこうと思います。
今回は『もちきびだけ』・『もちきび+もち粉』・『もちきび+切り餅』の3パターンを試してみました。
もちきびだけで作った場合
まずはもちきびだけで『きびだんご』を作ってみます。
↓電子レンジで加熱したものは粘り気が少なく、簡単にまとまります。
「水気の無くなったお粥のような感じなので、簡単にまとまります」
「手抜きかもしれませんが、一応団子状ではあるので『きびだんご』だと思います(-_-)」
「柔らかいおにぎりのような食感です」
↓鍋で炊いたものは粘り気が強いので、スリコギですり潰してお餅のように出来ないか試しました。
「画像ではもちきび150gに砂糖20gを加えて混ぜています」
↓練り終わったもちきびをサランラップの上に垂らして包みます。
「練っている段階で『これは団子に出来ないな』というのがわかりました(-_-)」
「弾力のないペースト状になってしまったので、苦肉の策としてサランラップに包んで成形しています」
↓冷蔵庫で数時間冷やしてから食べました。
「不味くはないですが、食べにくいです(-_-)」
「パンなどの他の料理に混ぜ込む時にはこんな風にペースト状にすると良いかもしれません」
もちきび+もち粉で作った場合
次はもちきびともち粉を混ぜて蒸し上げてみます。
↓大きめの皿にもちきび200gに砂糖25gともち粉100gを入れて、水を加えながら練ります。
「スリコギを動かす度にもち粉が散ったり、もちきびが引っ付いたり零れたりして混ぜにくいです(-_-)」
↓オーブンペーパーを適当な大きさに切り、生地をのせて蒸し器で10~15分ほど蒸します。
↓こんな感じに蒸しあがりました。
「団子というよりは溶けたお餅という感じです」
「不味くはないですが、作るのに手間がかかるので微妙です(-_-)」
もちきび+切り餅で作った場合
最後にきびもちと切り餅の組み合わせを試してみます。
↓もちきびは電子レンジで加熱したもの(600Wで4~5分)を水気を切って使います。
↓切り餅も電子レンジで柔らかくして(600Wで2分程度)、軽く水気を切ってもちきびに加えます。
↓ゴムヘラなどでかき混ぜながら、切り餅にもちきびを絡ませるようにまとめてみました。
「しっかり搗いて混ぜるのは面倒だったので切り餅に絡ませただけなのですが、意外と簡単で良いなと思いました(-_-)」
「切り餅を柔らかくする段階で一口サイズに切っておいた方が混ぜる時に楽かもしれません」
↓完成した『きびだんご』にきな粉と砂糖をかけて頂きました。
「おはぎのような感じになりましたが、見た目は一番『きびだんご』っぽいと思います」
「もちきびのツブツブと切り餅のモチッとした食感を同時に味わえます」
「もちきびは苦味があるので砂糖は入れた方が良いと思いました」
「今回は後からきな粉と砂糖を塗しましたが、混ぜる時に一緒に入れておいても良いかもしれません」
食べた感想+作った感想
「完成した『きびだんご』(のようなもの)を食べてみました」
「『もちきびだけで作ったもの』は、柔らかい胡麻のような食感で、少し粘り気はあるもののお餅のような弾力はありません」
「鍋でじっくり炊いたものをすり潰したらペースト状になって上手くまとまりませんでした(-_-)」
「『もち粉と混ぜて蒸したもの』は饅頭の皮や柔らかいお餅のような食感です」
「作る労力に比べるといまいちな仕上がりでした」
「『切り餅と混ぜたもの』は一番見た目が『きびだんご』っぽくなり、ツブツブした食感とモチッとした食感が丁度良いです」
「きな粉と砂糖を塗すと和菓子っぽさが増します」
「実際に作ってみて感じたことや思いついたことを挙げていきます」
「炊いたもちきびには仄かな甘さと粘り気、少し後を引く苦味があります」
「そのままでも食べられますが、砂糖やきな粉を加えた方が食べやすいと思います」
「他の食材と混ぜ合わせる時はすり潰してペースト状にすると良いかもしれませんが、炊き過ぎたり、水気が多いとお餅のようにまとめるのは難しいかもしれません(-_-)」
「あまり潰さずに一口サイズに丸めて団子にするか、柔らかくした切り餅に絡ませて丸めると作りやすいと思います」
「切り餅は予め一口サイズにしておくと良いかもしれません」
「お菓子として売られている『きびだんご』のようにしっとりモチモチした感じにするのは手間がかかるので、自作する場合はツブツブ感が残る程度の方が作りやすいと思います」
以上、『もちきびを使ってきびだんごを作ってみた』の検証まとめでした。
おわり
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