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【株式投資】『投資初心者にインデックス投資がオススメされる理由』をまとめてみた

株式投資
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どうも、サンモトです。

この記事では『株式投資初心者にインデックス投資がオススメされる理由』について、私なりに調べて学んだことをまとめました。

今回私がインデックス投資について掘り下げようと思ったのは

    「インデックス投資ってどんな投資なの?」

    「なぜ投資初心者にインデックス投資がオススメなのか?」

    「インデックス投資を始めたいけど、どんなことをすれば良いのか?」

    このような疑問を感じている人がいるかもしれないと思ったからです。

    私自身も株式投資に興味を持ち、実際にインデックス投資を始めたばかりの頃は

    「(インデックス投資って本当に信用できるものなのかな?)」

    「(もっと何かした方が良いのだろうか?)」

    と思う時が何度かありました。

    同じようにインデックス投資についてよくわからず不安に思っている人の悩みを、この記事で少しでも解消できれば嬉しいです。

    インデックス投資について詳しく知りたい方はこちらの書籍がオススメです。

    インデックス投資とは

    まずはインデックス投資について解説していきます。

    「インデックス投資は『指数しすう(インデックス)と同じ値動きを目指す投資方法』と言われるものです」

    指数しすう(インデックス)とは株価指数の略称で、市場全体または特定の銘柄群の株価の値動きを一定の計算方法で総合的に数値化したものです」

    「要するに市場全体の株価の推移を表したものと思ってください」

    ↓指数と呼ばれるものはいくつかあり、代表的な指数は以下のようなものです。

    指数(インデックス)の例
    • 日経平均株価
    • TOPIX
    • ダウ平均
    • S&P500

    これらは市場の動向を把握しやすくするために利用され、その指数と同じ値動きになるように投資することをインデックス運用と言います。

    「指数がどのようなものかを把握してもらうために、S&P500指数を例にして解説します」

    S&P500指数とはアメリカの企業500社に投資した場合の平均的リターンを表すもので、現在の投資家達の間でも人気の指数です」

    「この指数に連動する金融商品に投資すれば『アメリカの企業500社に投資する』ことと同じになります(とよく表現されています)」

    「この500社に選ばれるのは実績のある大企業(2021年現在ならグーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル、マイクロソフトなど)ばかりです」

    「この500社の中には中型・小型の企業は含まれておらず四半期(1年)ごとに銘柄の入れ替えを検討しているため、この500社の顔ぶれも時期によって変わります」

    「さらに言えばS&P500指数時価加重比率型(その時点の成績の良い企業の株式の比率を高くする)なので、500社全てに均等に投資しているわけではありません

    「このような内容になっているので『S&P500指数はアメリカの企業500社に投資する』という表現は間違ってはいませんが、ざっくりした説明だけではどのような指数なのかを正確に掴むことは難しいと思います」

    指数はそれぞれ内容に細かい違いがあるため、実際にインデックス投資を検討する際には

    • 気になっているファンド(商品)がどの指数に連動しているのか?
    • その指数はどのようなものなのか?

    ということはチェックしておいた方が良いです。

    「(今人気のものを選べば大丈夫だろう)」

    「(○○がオススメしていたから安心だ)」

    このような軽い気持ちで自分のよくわかっていないものに大切なお金を突っ込むことは失敗の原因にしかならないので、自分なりに吟味ぎんみして納得のいくものに投資をするようにしてください。

    さて、これまでの説明を聞いて

    「(インデックス投資って難しそう・・・)」

    「(あまり面倒なことはしたくないわぁ・・・)」

    こんな風に思ってしまうかもしれませんが、ご安心ください。

    実際に投資家がインデックス投資をするために行うことはさほど難しくありません。

    インデックス運用では具体的にどのようなことをするかについては次の項目で解説していきます。

    インデックス投資をするには?

    インデックス投資を行うには、指数に連動する金融商品に投資する必要があります。

    そうは言っても特定の指数に連動するように個別銘柄を自分で選定するのは、手間がかかり過ぎて現実的ではありません。

    そこで基本的には『インデックスファンド』『ETF』の購入という方法になります。

    インデックスファンドとは『指数に連動した運用を目指す投資信託のことです」

    投資信託とは『複数の投資家から集めた資金を一つにまとめて資産運用の専門家が代わりに運用をしてくれる金融商品』になります」

    「自分で個別の銘柄を選定する必要がなく、資産運用の専門家に資金を預けて特定の指数に連動するように運用してもらいます」

    ETFは『Exchange Traded Fund』の頭文字を取ったもので、『上場投資信託』と呼ばれるものです」

    「ETFも投資信託の一種ではありますが、こちらは仲介会社(銀行・証券会社など)を介さずに投資家個人が市場で自由に売買できる形になっています」

    「仲介会社を挟まないので投資信託に比べて低コストなものが多いです」

    『インデックスファンド(投資信託)』『ETF』の主な特徴をまとめると以下のようになります。

    インデックスファンド(投資信託)の特徴
    1. 複数の投資家から資金を集めて運用するので、少額から購入できる
    2. 指数に連動するため投資先が分散されやすく、リスクを軽減できる
    3. 資産運用のプロが代わりに運用してくれるので手間が少ない
    4. 分配金は『受け取る』『再投資する』か選べる

    ETF(上場投資信託)の特徴
    1. 通常の投資信託と同じ1~3の特徴を持ち合わせている
    2. 通常の投資信託に比べて低コストなものが多く、市場で自由に売買できる
    3. 分配金は『受け取る』のみ(再投資する場合は基本的には手動で行う必要がある)

    「どちらも根本的には同じもの(指数に連動するように運用される)なので、どちらが優れているか?ではなくどちらが自分の投資目的に合っているか?ということを考える必要があります」

    インデックス投資がオススメされる理由(メリット・デメリット)

    ここではインデックス投資が多くの人にオススメされる理由(メリット・デメリットなど)を解説しようと思います。

    インデックス投資がオススメされる主な理由は以下の特徴にあります。

    インデックス投資の特徴
    • 投資先が分散される
    • 少額から始められる
    • 低コストで運用できる

    インデックス投資は指数(インデックス)に連動するように運用されます。

    市場全体または複数の銘柄群に投資することになるので『幅広い投資先に分散して投資している』ことになります。

    投資先を分散する利点は市場の成長の恩恵を得やすく、一部の投資先が損失を出しても他の投資先が利益を出してくれれば総合的に見た場合に損が少ない(損をしない)ことにあります。

    大きな利益を出すことが狙いなら個別株に集中して投資する方が効率的なのは間違いないのですが、その場合だと損失が出た時に大きくなりやすく、必要になる投資資金も多くなりがちです。

    「個別株を購入する場合はその株ごとに最低単元数というものが設定されており、基本的には一度の取引で100株以上の購入が必要になります」

    「仮に1株1万円の株を購入するとしたら100万円用意しなければならないので、投資を始めたばかりの人が簡単に出せる金額ではないです」

    「ただし、SBIネオモバイル証券のように個別株でも1株から購入できるようになっている証券会社などもあります」

    「個別株投資に興味のある方はそちらを検討してみても良いと思います」

    長期で資産形成を目的にする場合は、投資先を一つに絞らず分散させた方がリスクを下げられリターンを安定させやすいので、インデックス投資は理にかなっていると言えます

    インデックスファンド(指数に連動する投資信託)なら一人ひとりが用意する投資資金は少なく済み、運用で出た利益(分配金)を再投資し続ければ時間と共に資産は増えていきます」

    ETFの場合も、分配金は再投資できず受け取るしかないのは難点ですが、手数料が低く市場でリアルタイムに売買できる点が優れています」

    「どちらも実際の運用の大部分は投資の専門家が代わりに行ってくれるので手間が少なく、低コストで少額から投資できるのがメリットになります」

    このようにインデックス投資には優れた点が多く、投資初心者でも始めやすいのがオススメされる理由だと思います。

    ではデメリットな部分はないのか?といえば、もちろんあります(完璧な投資方法はないので当たり前ですが)

    インデックス投資のデメリットは以下のようなことが挙げられます。

    インデックス投資のデメリット
    • 資産が増えるまで時間がかかる
    • すぐに使えるお金ではない
    • 一番良い成績を出せない

    インデックス投資は複利の力(利益の再投資)を利用することで効率的に資産を増やせる投資方法なので、小額で積み立て始めても長期間運用し続ければ資産を大きく増やせる可能性が高くなります。

    逆に言えば、数十年かけて資金積み立て続けることを前提にしている気の長い投資方法なので、

    「増えるまで悠長に待っていられないよ!」

    「今すぐ使えるお金が欲しい!」

    というような人には向いていません。

    また、市場の平均的なリターンを得やすい投資法なので『良く言えば負けにくい投資、悪く言えば一番にはなれない投資と言えます。

    インデックス投資をしている人は、市場が好調な時は皆が得をして、不調な時は皆が損をするので、短期間で成果を出したいと思う人にはもどかしいやり方だと思います。

    「これらのデメリットは結局のところ個人の向き不向きだとは思いますが、投資と上手く付き合いたいなら無視しない方が良いことかもしれません」

    「個人的にはインデックス投資はオススメできるものだと思っていますが、無理をしてするものではないとも思っています」

    「もしここまでの解説で『自分にはインデックス投資は向いていないかもしれない』と思ったなら、次のアクティブ投資に関する項目も参考にしてもらえると嬉しいです」

    アクティブ投資の場合はどうか?

    インデックス投資についての解説をしたので、そのインデックス投資とよく比較されるアクティブ投資についても触れておこうと思います。

    アクティブ投資とは、簡単に言うと市場平均(インデックス投資)以上の成果を求める投資方法のことです。

    アクティブ投資の例
    • 新規公開株(IPO)への投資
    • 成長が見込める個別株への集中投資
    • 短期売買による差益

    インデックス投資がコストとリスクを減らして市場の平均リターンを求めるのに対して、アクティブ投資はコストとリスクを高めて平均以上のリターンを求めます。

    アクティブ投資は個人でやる場合プロに任せる場合の二通りありますが、結論を言うとどちらのやり方も投資を始めたばかりの人にはあまりオススメできません

    個人でアクティブ投資をする場合だと、戦う相手は同じ投資家になるので深い投資の知識と経験がなければ勝つのは難しくなります」

    「その知識と経験を身につけるまでの手間と労力、そして多くの投資資金も必要になります」

    投資のプロ(ファンドマネジャー)に任せる場合でも、個人でする際の手間や労力は省けますが売買手数料や信託料などのコスト(費用)が高くなります」

    「その勝率はあまり高くない上に、勝とうが負けようが依頼した側は一定の報酬・手数料を払わなければなりません」

    アクティブ投資でせっかく市場平均を上回る利益を出せたとしても、アクティブ運用にかかるコストを引いた最終的な利益は市場平均と同じかそれを下回ることの方が多くなるからです。

    アクティブ投資は『市場平均以上の利益を出す』ということを目的にしていますが、実際には『多くのアクティブ投資がインデックス投資に勝つのは難しい』という悲しい現実があります。

    「なぜそうなってしまうのかというと、少し難しい話になりますが『市場平均は投資家の総意を反映している』ということが挙げられます」

    「市場に参加している投資家は大きく分けて一般投資家(アマチュア)機関投資家(プロ)であり、市場に注ぎ込めるリソース(資金、時間、設備など)が多いのは圧倒的に機関投資家(プロ)です」

    「そんな投資のプロ達があの手この手で利益を出そうと動いた結果が市場の大きな流れを作っており、それが指数(市場の値動き)に反映されて『市場の平均的なリターン』となります」

    「いくら投資のプロでも一個人で市場の大きな流れを変えることはできませんし、他の投資家達を出し抜いて利益を出すのは簡単ではありません」

    「もちろん市場平均よりも良い成績を出しているアクティブ運用があることは間違いありませんが、それを継続的に運用するのは至難の業ですし、そのようなファンド(商品)を見つけられるかも運の要素が強いです」

    結局のところ、投資の大原則である『大きなリターンを得るためには、それ相応のリスクを取らなければならない』というのはいつの時代も変わらないということです。

    大きなリスクを取って勝てる人もいますが、その数は決して多くはありません。

    投資に興味・関心を持っている、投資を始めたばかりの人で

    「投資で手っ取り早くお金持ちになりたいなぁ」

    「リスクを取ってでも早く資産を増やしたいなぁ」

    このような考え方の人も少なくないと思いますが、もしそう感じているなら少し立ち止まって自分の投資の目的をもう一度よく考えてみてください。

    リターンを得るためにはリスクを取らなければならないのは事実ですが、必要以上のリスクを取る必要はないのです

    自分の目的に応じた範囲でリスクを取るように意識してみてください。

    「私はアクティブ投資は初心者向けではないと思っていますが、もちろんアクティブ投資を否定しているわけではありません」

    「ただ、多くの人はアクティブ投資で勝ち続けるのは難しいという事実は覚えておいてください」

    「インデックス投資で着実に資産を形成しつつ、余裕があればアクティブ投資に挑戦してみるぐらいの距離感が個人的にはオススメです」

    インデックス投資で注意するべきこと

    私がインデックス投資をする上で注意するべきだと思う点は以下のことです。

    インデックス投資で注意すべき点
    • 自分が投資する商品内容指数(インデックス)について理解する
    • 投資用資金生活用資金を別々の銀行口座で管理する
    • 投資の目的を明確にして守る

    インデックス投資を始める時は、自分が気になっている(または投資したいと思っている)金融商品の内容や何の指数に連動しているのかを事前に調べてください。

    どういった内容の投資なのかをきちんと理解しなければ、どのような事に注意すべきかはわからないからです。

    似たような指数でも細かい部分で違いがあったりするので、どれを選ぶかで迷う時は細かい違いに着目して自分の好みに合うものを選ぶのがオススメです。

    自分の納得できる・理解できるものに投資するようにしましょう」

    「どうしても迷って選べないなら、とりあえず適当に複数選んで試してみた後に絞るのも一つの手だと思います」

    「焦らず自分にできることを少しずつやりましょう」

    また投資をする際は、投資に使う資金普段の生活で使う資金は分けておいた方が良いです。

    お金の使用用途を明確にしないと資金管理が上手く出来ず、気づかない内にリスクを大きく取ってしまうかもしれないからです。

    「特に『自分はお金の管理はしっかり出来ているから、一つにまとめておいても大丈夫だ』と思っている人は別々に管理した方が良いと思います」

    「人は常に合理的で正しいことが選択できるわけではなく、しかも自分のことを過大評価する癖があります」

    「その時の気分や状況によってお金の使い方が変わるかもしれませんし、使わないと決めていたのに使ってしまうかもしれません」

    なので普段の生活で使用する分と投資で使う分は、別々の銀行口座に振り分けておくのがオススメです。

    最後に、投資を始める前に『自分の投資の目的そのために必要な方法』を具体的に考えてみてください。

    「自分の投資の目的と方法を明確にすることで、周りの意見や株価の高騰・暴落時に不安になったり惑わされることなく、冷静に状況を判断して行動できるようになります」

    「実際に投資を始めたら決めたことを守るのはもちろん大切ですが、定期的に自分の投資の目的と方法を見直して、必要ならば変更することも視野に入れつつ柔軟に対応していくことも大事です」

    「インデックス投資は始めたらほったらかしでも問題のない投資方法ではありますが、せっかくやるなら少しずつでも知識や経験を積んで投資家として成長しつつ、投資を楽しんで行えるのが健全だと思います」

    ぜひこれらのことに注意して、インデックス投資を始めるor継続してもらえたら嬉しいです。

    まとめ

    今回は『なぜインデックス投資が投資初心者にオススメされるのか?』ということを重点的に解説してみました。

    実際に投資を始めたばかりの人は、以下のことを意識して投資にのぞんでみてください。

    投資初心者がすべきこと
    • インデックス投資を資産形成の軸にする
    • 自分の投資の目的を明確にして守る
    • 必要なリターンを得るのに適した方法を考える

    この記事を読んでインデックス投資に対する理解と信用を少しでも深めてもらえたなら嬉しいです。

    「インデックス投資は投資初心者でも簡単に始められて、長期間続けることができればある程度の成果を出してくれる優れた投資方法です」

    「インデックス投資を通じて適正なリスクとリターンを身につけて、投資家として成長しつつ資産を着実に積み上げていきましょう」

    「その過程を無理なく(出来れば楽しんで)続けてもらえたら幸いです」

    多くの人が自分の決断で自分の人生を良い方向に進められることを願います。

    おわり

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