どうも、サンモトです。
今回は「私の『2021年の抱負』」の記事でも取り上げた、(私の個人的な)保険の話をしようと思います。
私は新年早々に
「2021年の間に必要なくなった(と判断した)保険を解約する!」
という目標を決めて、他の目標と並行しながらその準備を進めていました。
そして、1月の半ば辺りで無事に要らない保険の解約を済ませることができました。
これだけだと
「面倒くさかったけど、解決できて良かったな~!」
「これで一安心だ♪」
というただの感想になってしまうので、もう少し他の人の役に立つような話をしたいと思います。
具体的には
- なぜ保険を解約しようと思ったのか?
- 『必要な保険』と『必要ない保険』はどうやって判断したのか?
- 保険を解約する時はどのようなことをするのか?
などを、個人的な意見を交えながら解説します。
- 「保険って、やっぱり入っておいた方が良いのかな?」
- 「どんな保険に入った方が良いんだろうか?」
- 「今自分が入っている保険、本当に良いものなのかな?」
皆さんはこんな疑問を抱いたことはないでしょうか?
あるいは、『保険はたくさん入っておいた方が良い』という先入観を持っていないでしょうか?
こんな偉そうな感じに書き始めておいて言うのもアレなのですが、私も少し前までは特に保険に関心はありませんでした。
「周りが入ってるなら自分も入っておこうかな・・・?」
「すぐに使わない分の貯金だし、預けておいて増えるなら良いかな?」
そんな風に碌に調べもせず、会社(に来ていた外交員)が勧めてきた保険をよく考えもせず契約してしまいました。
「(あの時もっとよく調べて勉強しておけば、こんな面倒くさい事(解約の手続きなど)をせずに済んだのに・・・!)」
と深く後悔したので、同じような人を少しでも減らしたいと思ってこの記事を書いています。
今現在働いていて保険に関して悩んでいる人や、まだ働き始める前で保険に関して特に考えていない人にも、『自分の保険』に関して真剣に考えるキッカケになれば幸いです。
私が保険を解約しようと思った理由
個人的な話になりますが、まずは私が
「この保険は要らないから解約しよう!」
と考えるに至った経緯を語らせてください。
キッカケは自分の家計管理のために、収入や支出を整理していた時のことです。
「私は今まで家計簿のような帳簿は作っていなかった(作る必要を感じていなかった)ので、自分が1ヶ月にどれくらいの収入でどれくらいの支出をしているのかを正確に把握できていませんでした」
「しかしそれでは家計管理の鍵となる『無駄な費用・支出の削減』ができないと思い、給与明細やクレジットカードの取引明細などを参考にして、自分の家計(収入・支出)を見直してみました」
そうすることで色々な発見があったのですが、その中でも保険料関連の費用が目に付きました。
毎月の給料から差し引かれる保険料を改めて確認してみると、結構な金額が差し引かれていることに気づきます。
「(月々の保険料にこれだけ払っているのか・・・)」
「(この部分をもう少し減らせないかな・・・?)」
家計を良くするには『収入を上げる』か『支出を減らす』しかありません(当たり前の話ですが)
「でも保険だしなぁ・・・仕方ないのかな・・・」
と考えていた時
「(・・・そもそも保険って、こんなに必要なものなのかな?)」
ふとそんな疑問が頭に浮かびました。
- 『保険は大事!』
- 『いざという時のために保険は入っておいた方が良い!』
といった意見はよく聞きますが、私は(幸いにも)今まで保険のお世話になった経験というのがあまりなかったので、保険のありがたみというのを実感したことはありませんでした。
そもそも『保険』というものに関して、自分がどれだけ理解できているのかすらわかりません。
- 「どんな保険があるのか?」
- 「保険はどのくらいあれば良いのか?」
- 「そもそも『保険』って何なんだ?」
そんな疑問が頭の中に次から次に湧いてくるので、(仕方なく)保険の勉強をすることにしました。
おかげで今まで考えもしなかった保険について色々と知ることができましたが、その中で一番重要だと思ったのは『必要な保険』と『不必要な保険』があるということです。
どのような保険が自分に必要か必要でないかを判断するには、
- 『自分で地道に調べる』
- 『FP(ファイナンシャル・プランナー)などの専門家に相談する』
などの方法があります。
『自分で地道に調べる』方法で色々と学んだり気づいたりする方が知識・経験を蓄えられるので、個人的にはこちらがオススメです。
※間違っても保険の営業マンなどに相談はしないでください。カモにされるだけです。
電話やメールで専門家に相談したり、インターネットや書籍などでも十分に情報収集はできると思うので、『必要な情報は自分で取捨選択』するようにしてください。
※ちなみに私はこの本を参考にしました。保険の事以外にも色々役に立つ事が書かれているので、興味があれば一度読んでみてください。
必要な保険・不必要な保険の基準とは?
それでは、『必要な保険』と『不必要な保険』の基準は何なのか?について書いていきます。
※あくまで私の個人的な意見なので、参考の一つにしてもらえればと思います
まず保険には『公的保険』と『民間保険』というものがあります
「 日本人は国民皆保険制度によって、国民全員が公的医療保険に強制的に入ることになっています」」
「この制度があることで国民全員が『誰でも』『いつでも』『どこでも』保健医療を受けられるようになっています。」
この公的保険で保障できない部分を補完する役割が民間保険です。
公的保険は国民全員が入らなければならないものなので、今回の場合で言えば「必要な保険」になります。
一方の民間保険は主に社会人として働き始めてから入るもので任意加入、必ずしも入らなければいけないわけではありません。
民間保険は勤めている会社や保険会社の外交員に勧められて入る場合が多いと思いますが、この民間保険こそが『必要な保険』と『必要ない保険』に分けられるものです。
さてそんな民間保険ですが、色々な種類の保険があります。
生命保険という大きな括りの中で死亡保険、医療・入院保険、がん保険、学資保険etcや、損害保険の中での自動車保険、国内・海外旅行保険、傷害保険、火災保険etcなどなど、例を挙げればキリがありません。
「それらのどの保険が良くて悪いのかというのは、一概には言えません」
「保険には良い部分もあれば悪い部分もあって、“コレさえあれば全て補える”というものは存在しないからです」
『もしも』の時のために該当しそうな全ての保険に入るというのも、現実的に考えて不可能です。
なので、『自分にとって必要な保険』と『自分にとって不必要な保険』というのを考えなければなりません。
「 『必要』という言葉は『適している』と言い換えた方がわかりやすいかもしれません」
「 自分がやりたいこと、将来起こるかもしれない不測の事態に対応するのに『適した内容の保険』を選べば良いのです 」
そう考えた結果、私は保険外交員に勧められて入った『積立保険』を解約しました。
※『積立保険』とは一定期間保険料を積み立てし、満期日を迎えて解約すると満期保険金(途中解約なら解約返戻金)としてお金が戻ってくる貯蓄性のある保険のことです。
この積立保険の説明を聞いて
「貯蓄機能があって、万一の時の保障になるならお得だ!」
と考えるのは早計です。
と言うのも、私の場合はこの積立保険には『貯蓄』を目的に入りました(保険はオマケ程度の認識です)
しかし『貯蓄』が目的なら銀行の普通預金、定期預金を使えば良いのではないでしょうか?。
もしくは『投資』で資金を増やしたいなら、個人で証券口座を開設してNISA・iDeCoの優遇税制や株式・債券投資をすれば良いだけでは?
そう考えた時に、わざわざ保険という形にする必要が私にはなかったのです。
「この保険は貯蓄もできてお得ですよ!」
とは言われましたが
「この保険は定期預金、NISA・iDeCo、株式投資などの手段よりお得(資産が増える)です」
とは言われていません(もちろんこれらの手段も確実に資産が増えるわけではありませんが)
『貯蓄』と『保険』を一緒にできると言えば聞こえはいいですが、保険の部分を必要としていない人にとっては『貯蓄』としての手段や成果は微妙で、その逆も然りです。
ことわざにある『二兎追う者は一兎をも得ず』のように、別々のものを同時に得ようとしても中々上手くはいきません。
なので、
- 『貯蓄』が目的なら『貯蓄』に特化した手段を取る(普通預金、定期預金など)
- 『投資』が目的なら『投資』に特化した手段を取る(NISA・iDeCo、株式投資)
- 『保険』が目的なら『自分が欲しい保障内容』に特化したものを選ぶ(掛け捨て保険など)
というシンプルな考え方で良いのです。
当時の私はその辺りをよく理解せずに
「とりあえずお得ならやってみるか!」
程度の認識でよく調べたり考えたりせずに契約をしてしまったので、結局は時間的にも金銭的にも損をしてしまいました(早めに気づけただけマシかもしれませんが)
特定の保険を悪くいうつもりはありませんが、保険には個人の目的に合うもの・合わないものがあるというのは確実に言えます。
もし私と同じように自分が今入っている保険がどのようなものかきちんと把握していないという人や、これからどんな保険に入るか迷っているという人がいたら、しっかりと自分で調べてみることをオススメします。
保険営業の人の話だけを聞いて判断するのではなく、必ず自分で調べる・考える時間を十分に取ってから決断してください。
それだけ保険というのは大事なものだからです。
解約する際に必要なもの・手続きの仕方
最後に保険の解約ですることや必要な物などを簡単に解説していこうと思います。
民間保険の解約手続きは契約の時と同じく、必要書類に必要事項を記入して保険会社に提出するだけです。
必要書類は自分が契約している保険会社のWebサイトから申請することができるので、数日で自宅に届きます。
送られてくる書類や記入事項などは個人によって違いますが、解約時に必要になる共通の物が二つあります。
それは保険証券と印鑑(銀行印)です。
『保険証券』とは、保険契約後に保険会社から送られてくる書類で、契約した保険内容や個人番号などが書かれています。
この保険証券は解約時に他の必要書類と合わせて提出するものなので、失くさないように保管しておいてください。
※もし失くしてしまった場合でもWebサイトから再発行はできますが、余計な手間がかかります。
『印鑑』は契約した時に使ったのと同じ物を使えば問題ありません。
銀行口座からの引き落としや解約返戻金を受け取る口座の指定などをするので、銀行印を使う人がほとんどだと思います(書類に指定があればそれに従ってください)
- 必要な物を揃える(解約手続き書類の申請・印鑑・保険証券など)
- 書類に必要事項を記入し、返信用の封筒に入れて保険会社に提出
- 解約手続きが受理され、通知が来れば解約成立
これで保険の解約手続きは完了です。
保険会社からの通知(加入保険の状態が“有効”から“消滅”に変更)が来るので、しっかりと確認してください。
※解約返戻金がある人は受取口座にきちんと振り込まれているかを確認しましょう。
問題なければこれで終わりです。
それなりに時間がかかる作業なので、保険の解約は余裕がある時に行うことをオススメします。
おわり
コメント