どうも、サンモトです。
蒸し暑い日が続く中、世間の人たちはどのように過ごしているのでしょうか?
私は相変わらず休みの日は自宅でのんびりとしています、と言いたいところですがせっかくの連休中なので『ある場所』へ足を運んでいました。
その場所とはタイトルにもある通り、『川魚を釣ることが出来る管理釣り場』です。
「せっかくの連休中だし、普段しない川魚を使った料理でもしてみようかな?」
という趣旨で行ってきました。
ちなみに個人で川魚を釣ろうとした場合、
- 河川の漁業協同組合が発券している遊漁券(日券・年券)を購入して指定の場所で釣る
- 管理釣り場(釣り堀)で料金を払って釣る
基本的にはこの二つのどちらかになると思います(あるいは漁業組合の組合員になるとかでしょうか)
遊漁券を購入して釣る場合は、
・『釣りたい場所の管理をしている漁業組合』から遊漁券を買わねばならない
・対象になっている魚しか釣れない(複数の魚種を釣りたい場合は、『対象の違う遊漁券』を複数購入しなければならない)
・釣りをする際は遊漁券を携帯して見えるようにしておく
等々、面倒くさいことが多いので私は河川での釣りはやったことがないです(そもそも釣りが好きなわけではないし、釣れるかどうかもわからないので)
もちろん無許可で川魚を釣ったり(投網で捕まえたり)すれば密漁になってしまうので、河川での釣りに挑戦してみようと思っている人はその辺りはよく調べてから行ってください。
管理釣り場(釣り堀)は基本的にその場で料金を払って釣りをする場所なので、広い河川で釣りをするよりは釣りやすいです。
ただ釣った魚の取り扱いなどは場所によって変わってくるので、こちらもよく確認してから行くようにしてください。
「今回私が行った場所は私が子供の頃から何度か行ったことのある場所で、目的は料理に使うための川魚(ニジマス・イワナ・アマゴ)の調達です」
この記事ではその管理釣り場での釣りの様子や川魚の下処理の様子などをまとめてみました。
川魚の料理に関しては別の記事で書こうと思うので、よければそちらも見ていただけると嬉しいです。
管理釣り場『鱒乃家』に行く
私が今回訪れた場所は三重県の藤原町にある『鱒乃家』という管理釣り場です。
ここは営業時間が10:00~15:00、定休日が火曜日になります(時期によって変わる場合があります)
釣り堀自体は森の中にあるので、普通に国道を走っている分には見えません。
↓道路沿いに目立つ看板は立っています。
↓この看板の示す通りに進むとかなり狭い道を通る事になります。
↓この細い道をずっと進んでいった先に管理釣り場の入り口があり、駐車場のスペースがあります。
「この道は狭くて見通しも悪いので、初めて車で行き来する人は怖いと思います」
「私としては少し離れた場所に無料のパーキングエリアがあるので、車で来た人はそこで停めてから歩いて向かうのをオススメします」
↓徒歩5分程度の距離に簡易パーキングエリアがあります。
「ここは主に登山をする人やバイク乗りの人などが待ち合わせなどに使っているようです」
「連休中でも基本的に空いているのでオススメです」
話は戻って、管理釣り場の駐車場についたら入り口に看板が立っているのが見えてきます。
看板の矢印通りに進むと右側に『レストハウス鱒乃家』という食事処と、更に下に続く階段が見えてきます。
「階段を下りた先に魚の生け簀があるので、釣りをしに来た人はそのまま階段を下って行ってください」
「『レストハウス鱒乃家』は釣った魚のお会計や料理をしてくれる場所になります」
↓生け簀の前に釣りに関する案内の看板があるので、注意書きを確かめてから釣りを始めてください。
「ここはます釣り(ニジマス釣り)がメインの管理釣り場ですが、ニジマスの他にもイワナ・アマゴ・コイなどがいるので、好きな魚を狙ってみてください」
「値段はニジマス(小)が一番安くてお手頃です」
「注意点として釣った魚は全て買い取りになってしまうので、釣り過ぎには気を付けてください」
↓釣りの道具もこの場で借りられるようになっており、使用後は元の場所に戻せばOKです。
「ここに置いてある『糸と針が付いた竹竿』を100円でレンタルして、粘土のような『練りエサ』を針にくっ付けて魚を釣り上げ、バケツの中に入れていきます」
「魚が暴れている内に針が勝手に外れる場合が多いですが、もし魚が針を深く飲み込んで外れなくなった場合は置いてあるペンチを使って外してください」
「最初は戸惑う部分もあると思いますが、慣れれば子供でも手軽に釣りを楽しめると思います」
「私が思う注意点を簡単に説明しておきます」
「ここの管理釣り場は森の中にあり、傾斜や道が細くなっていたりして足場が悪いので気を付けてください」
「人が多いとぶつかったり、移動の邪魔になるので空間を広く保って行動した方が良いです」
「竿を持って場所を移動する際は、必ず針を竿に引っ掛けて固定してください(周りの人や物に針が刺さる危険があります)」
魚を釣り終わったら、ここを管理しているご高齢のご主人が近くに待機しているので、その人にバケツごと魚を渡します。
釣った魚の下処理(内臓・エラの除去、切り身など)をしてくれるので、ここで食べていくか持ち帰るかなどの要望を伝えれば対応してくれます。
「下処理が済んだ魚は袋に入れられて値段を書かれた紙と一緒に渡されます」
「それを持って階段を上り『レストハウス鱒乃家』でお会計を済ませます」
私は基本的に釣った魚は家に持ち帰って料理する派なのでここの食事処は利用したことがありませんが、
『釣った魚をすぐに食べられる』
『面倒な後始末が少ない』
『森の景色を見ながら座敷で食べる食事風景』
こういった体験に興味・関心があったり、楽しめる人には良い場所だと思うので機会があれば訪れてみてください。
川魚は寄生虫や鮮度の問題から天然物はしっかりと加熱して食べるのが普通ですが、養殖されている川魚なら刺身にして食べることができます。
釣ったばかりの川魚を炭火で塩焼きにしたり、刺身にして食べる貴重な体験をぜひ味わってみてください。
釣り(食材調達)の開始
それではさっそく釣り(食材調達)をやっていきたいと思います。
私が釣り堀に到着した時刻は開店時間の午前10時を少し過ぎた辺りですが、既にそこそこの人数(ほとんど家族連れ・カップル)が釣りを楽しんでいました。
世間は夏休みということもあり家族連れが多い中、私は一人黙々と釣りの準備を進めていきます。
私の頭の中は釣りを楽しむことではなく
「(如何に早く目的の数を釣り上げるか?)」
「(如何にタイムロスを減らすことができるか?)」
ということだけです(多分ここでこんなことをしているのは私だけです)
話は変わりますが、魚釣りで私が気になる(というよりイラつく)のは
・手が汚れること
・釣った魚を弱らせてしまうこと
になります。
当たり前ですが、生きている魚は釣り上げれば物凄く暴れます。
掛かった釣り針を外すために素手で魚に触れば、自分の手は魚のヌルヌルで汚れ、魚は強く掴まれて弱ってしまいます。
特に川魚はヌルヌルが強いものが多いので、初めて川魚を釣る人は四苦八苦するでしょう。
↓私も昔からその点が気になっていたので、今回その対策としてこんなアイテムを購入してみました。
『第一精工 フィッシュグリップ ワニグリップMC』
「これはフィッシュグリップといって、釣り上げた魚を安全に掴むための道具です」
「私が買ったのは魚の身体を挟んで掴むタイプになります(大きい魚は口に引っ掛けるタイプの方が良いらしいです)」
今回はこのアイテムを携えて釣りに挑んでみました。
とりあえず今回の目標はニジマス・イワナ・アマゴの三種類をゲットすることです。
釣り針に練りエサを付けて水の中に垂らせばすぐに食いついてきますが、最初は上手く針にかかってくれません。
川魚は基本的に一度でエサを飲み込むようなことはせず、何度か口に出し入れして食べるので針がかかりづらいのです。
それでも諦めずに何度もやっていれば活きの良い魚はガッツリ食いついてくれるので釣り初心者でも簡単に釣り上げる事ができます。
↓これがニジマス(体に黒い斑点模様、真ん中に赤紫色の縞模様があります)
↓これがイワナ(灰色っぽい体色で、白い斑点があります)
↓これがアマゴ(体に黒っぽい斑点と赤い斑点があります)
こんな感じでドンドン釣り上げていきました。
「今回初めて使ってみたフィッシュグリップですが、確かに手も汚れにくいので便利です」
「エラの近くを上手く挟んで持つと釣り針が外しやすいので、魚に触るのが苦手な人にもオススメです」
30分程かけて計15匹(ニジマス4匹・イワナ10匹・アマゴ1匹)を釣りました。
バケツの中の魚が増えてくるとやはり苦しいのか、何匹かバケツの外に飛び出してきたりしますが、その度に掴んで戻します。
↓フィッシュグリップが大活躍です。
「アマゴをもう少し釣りたかったのですが、アマゴは警戒心が強いのか、あまり食いついてきません」
「イワナは食欲旺盛なのか、よく食いついてくるので10匹も釣ってしまいました」
昼前になり訪れる客も増え始めたので、私は撤退することにしました。
こんな山奥でも(失礼な言い方ですが)連休中はそれなりの人数がやってくるようです。
人が増えればそれだけ釣った魚の下処理やお会計に時間を取られてしまうので、一人でのんびりと釣りたい人は連休以外か平日に訪れた方が良さそうです。
というわけで、これ以上人が増える前に私は一足先に帰ることにしました。
川魚の下処理
午前10時頃に出かけて、12時頃に帰宅しました。
久しぶりの外出と釣りで疲れましたが、まだ休むわけにはいきません。
↓持ち帰った川魚たちの下処理をしなければならないからです。
「釣り場で内臓とエラは抜いてもらいましたが、まだ表面のヌメリやお腹の中の血などが残っています」
「このヌメリを落として、身に残っている余分な血と水分を取り除かないと焼いた時に生臭さが残ります」
きちんと下処理して冷蔵庫に入れておけば生魚でも2~3日は平気なので、疲れて調理する気にならなくても下処理だけはきちんとやっておいた方が良いです。
私も美味しく調理するためにここは妥協するわけにはいきません。
というわけでさっさと下処理を進めていきます。
私は魚の捌き方に関しては全く分からないし面倒なので、基本的に丸ごと保存するようにしています。
↓適当なボウルに多めに塩を入れて、その中に内臓とエラを取り除いた魚達を入れていきます。
「手で魚の表面やお腹の中に念入りに塩を擦り込ませて、ヌメリや血を出していきます」
「内臓やエラの一部が残っている時はそれも綺麗に除去しておきます」
↓ある程度ヌメリや血が取れてきたら流水で全体を洗い流していきます。
「ヌメリは塩もみだけでは中々綺麗に落とせないので、包丁でこそげ落とすと綺麗に取れます」
「ニジマス・イワナ・アマゴの鱗は小さくて簡単に剥がせるので、ヌメリと一緒に包丁で取ってしまうのがオススメです」
↓さすがに15匹も下処理すると洗い場がずいぶん汚れてしまいました。
洗い場が生臭くならないように下処理後の掃除もしっかりと行ってください。
↓ヌメリと鱗、血などの汚れを洗い流したらキッチンペーパーを敷いた皿などに乗せていきます。
「この時、サイズや種類などで大まかに分けておくと後で調理する時に楽です」
↓全体に軽く塩を振って余分な水気を出し、上からもキッチンペーパーを被せて吸い取っていきます。
「塩は魚のお腹の中にもしっかり擦り込んでください」
「香草(ハーブ)なども擦り込めばより確実に臭みを消せます」
これで下処理は完了なので、このまま調理に使うことができます。
↓保存する場合は一匹ずつ新しいキッチンペーパーに包み、その上からラップで巻いて冷蔵庫に入れればOKです。
こうしておけば冷やしている間にも水分が抜けて、釣ったばかりの時よりも扱いやすくなります。
下処理した生魚は早めにお召し上がりください。
久しぶりに釣りをしてみて
なんとか釣ってきた日の内に全ての川魚の下処理を済ますことができました。
「下処理した魚達はこの連休中に簡単な調理方法で美味しく食べようと思います」
今回のブログ記事のために写真を撮りながら慣れない釣りをするのは大変疲れましたが、こうして記事にすることが出来たので大変満足です。
世の中はまだまだ大変な時期が続きますが、やりたいと思ったことを楽しんで挑戦していきたいと思っています。
この調子で引き続き、自分なりにこの連休を満喫していこうと思うのでした。
おわり
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