PR

【宝くじで失敗した話】愚か者が失うものと得るもの

よもやま話
記事内に広告が含まれています。

どうも、サンモトです。

今回の記事で書こうと思うのは、私が宝くじで失敗した経験談です(-_-)
ちまたでよく聞くような『人生を破滅させた』レベルの話ではないので、そこはあまり期待しないでください。

あまりインパクトのある話ではありませんが、

「あぁ、それはありそうかも・・・」

と感じる程度の失敗ではあるので、イメージはしやすいと思います。

私にとっては、人生で一番大きな失敗だと思っています(T_T)
正直恥ずかしいので今まで他人には言ったこともなかったのですが、

「ある意味貴重な経験だった」

と最近は思えるようになったので、この場で語らせてもらいます。

「(私のような失敗はしないでほしい・・・)」

「(同じような失敗をする人を減らせたら良いな・・・)」

という思いで書いています。
私の失敗談がどこかの誰かにとって、教訓や反面教師として役立てば幸いです。

宝くじとは?(個人的な見解を含めて)

私の失敗談を話す前に、宝くじについて軽く触れておきます。
宝くじはとうせん金付証票法きんつきしょうひょうほうという法律に基づいて発行される富くじです。

発売元は地方自治体ですが、発売等の事務手続きは銀行等に委託いたくされており、色々な場所で買うことができます。
※宝くじの仕組みや歴史について詳しく知りたい人は【宝くじ公式サイト】でご確認してみてください。

私自身(特に興味がなかったので)宝くじの仕組みに関しては詳しくなかったのですが、

  • 宝くじを一般の個人や会社が発売することは禁止されている
  • 宝くじの当せん金は非課税(所得税、住民税は課されないので確定申告も不要)
  • 宝くじの当せん金の受け取り方法(種類別)

    ぐらいは知っておくべきでしょう(あくまで購入するならの話ですが)

    宝くじを購入する人にとって気になるのは『一等がいくらか?』『どこで高額当選が出たか?』ぐらいだと思いますが、私個人の意見として一番気にすべきなのは

    『宝くじは、ギャンブルの中で圧倒的に低い還元率かんげんりつである』

    ということです(-_-)
    還元率かんげんりつに関しては後述しますが、最初にはっきりさせたい事があります。

    「宝くじってギャンブルなの?」

    という疑問を持つ人もいると思いますが、宝くじは紛れもなくギャンブルです。

    宝くじは分類的には公営ギャンブル(競馬・競輪・競艇・オートレース)と同じで、公的機関が運営している賭博とばくになります。
    賭博とばく(ギャンブル)は金品や品物をけて勝負を争う遊戯のこと。

    宝くじを買っている人にこういう事を言うと

    「自分は夢を買っているんだ!」

    「購入代金の一部は地域に貢献しているから無駄じゃないよ!」

    というような事をのたまう人もいるらしいですが、仕組み的に考えて宝くじを購入することがギャンブルなのは間違いないありません。
    なので堂々と『宝くじはギャンブルだ!』と言って問題ありません。

    「宝くじをギャンブルとする理由としては、先に挙げた還元率かんげんりつというものが関わってきます」

    ギャンブルの還元率かんげんりつというのは、けた金額の何%が手元に返ってくるかの割合のことを指します」

    「宝くじで言えば買った金額のどれくらいが胴元(国)に取られるのか』ということです」

    『宝くじ、ギャンブル、還元率』などのキーワードで検索すれば、ギャンブルの還元率一覧がわかると思います(-_-)」

    「他の公営ギャンブルが還元率70~80%に対して、宝くじの還元率は50%以下(46%程度)です」

    「宝くじを1万円分購入したら、その時点で半分近くを失っているということになります(T_T)」

    一等が当たればそれまでの損失を帳消しにできる利益を得られるのかもしれませんが、逆に言えば一等を当てなければ基本的に負け続けるゲームです。

    宝くじを買う理由は人それぞれだと思いますが、その事実だけはしっかりと把握しておいてください。

    私の失敗談

    それでは本題の私の個人的な失敗談を話していこうと思います(-_-)

    と言っても特に複雑な話ではありません。
    すごく簡単に言えば、宝くじにお金を使い過ぎただけです。

    宝くじに使った総額は正確には覚えていませんが、300~400万円程は使ったと思います。
    もちろんそれで元が取れたなんてことはなく、普通に損をして終わりました(T_T)

    なぜそんなにも使ってしまったのかと言うと、俗っぽい言い方をするなら一発逆転を狙ったからです
    以前書いた「強迫性障害の記事」でも語ったように、私は心身をひどく消耗していた時期がありました。

    「仕事の人間関係が嫌だな・・・」

    「仕事内容は疲れるだけで、やりがいを全く感じない・・・」

    「仕事関連の事を考えるだけで気分が沈む・・・」

    18~20代前半の頃の私はいつもそんな事を思いながら平日はイヤイヤ仕事をして、休日はダラダラと寝て過ごしていました。

    それで心身を壊しかけて

    「もう何もしたくない・・・・・・」

    「お金さえあれば、この状況を打開できるのに・・・・・・」

    と考えるようになっていました。

    元々私は浪費をするような趣味や生活スタイルではないので、それなりにまとまった資金を用意することができました。
    もちろん生涯働かなくて済むには程遠い金額でしたので、

    「この資金を元にもっと増やすことができれば・・・・・・」

    当時の私はそんな風に考えたのです(本当に浅はかでした)
    今考えれば突っ込みどころばかりなのですが、当時の私はそれなりに真剣でした。

    そこで考えついたのが宝くじです。
    今の仕事を辞めて今よりも稼げる方法などは思いつかなかったし、やりたい事や得意な事もなかった私はに頼ることにしたのです。

    ちなみに私の宝くじの購入方法は販売店におもむき購入する、ではありません(-_-)
    宝くじを買うために外に出るのは面倒でしたし、実店舗で購入するのは恥ずかしかったので。

    「なのでネット銀行の口座を開設してからその都度ATMでお金をその口座に入金し、ネット経由で宝くじを購入していました」

    あの当時は我ながら

    「なんでこんな回りくどいことしてるんだろう?」

    と思っていましたが、その時の経験が後にネット証券で“積み立てNISA”を始める際に多少役立ったので、

    「世の中、何がどこで役に立つかわからないものだなぁ・・・」

    と思ったものです(-_-)
    話が脱線しましたが、そうやってしばらく宝くじを買い続けた結果

    「あぁ、自分は間違った方法を選んだんだなぁ・・・・・・(T_T)」

    というのをある瞬間にさとりました。
    宝くじを買い続けて一生懸命貯めたお金を失い後悔だけが残る結果になりました。

    「不幸中の幸いだったのは宝くじ用に貯めたお金だけを使っていたので、分けて貯めていたお金は使わずに済んだことです」

    「何をするにしても『致命傷を負うようなことをしなければ何とかなる』ということを学べたのは大きかったです」

    まとめ

    この経験は今となっても後悔していることなので、

    「バカなことしたなぁ( *´艸`)」

    と他人に笑われたとしても

    「そうですね・・・(-_-)」

    としか言えないです(逆の立場なら私もそう思います)
    ただ他人の失敗を聞いてそう思ったのだとしたら、同時に

    「自分もそうならないように気を付けなきゃいけないな」

    ということも感じてほしいと思っています。

    「人間は誰しも辛い時や苦しんでいる時、そのことで一杯一杯になってしまいます(-_-)」

    「冷静な判断ができなくなり、つい分かりやすくて簡単な手段に手を伸ばしてしまいがちです」

    「それで上手くいく人も極稀にいるのかもしれませんが、多くの人は後悔することになるでしょう」

    「私の場合もそんな典型的な失敗例です(T_T)」

    「あの当時は余裕がなさ過ぎて、自分がしていることに疑問を持つ瞬間はありませんでした」

    「誰でも『自分の場合は違う』と思うのかもしれません(あるいは信じたいのかも)」

    「確かにお金で解決できることは多いです(大抵の悩みは解決できると考えて良いと思います)」

    『お金はないよりある方が良い』とは私も思います(-_-)」

    「しかし今になって考えてみると、仮にあの時宝くじの一等が当たって大金を手に入れていたとしても自分が幸せになれたかどうかは疑わしいです」

    「一度大金を手に入れたら今までのように地道に稼ごうと思う人や倹約して生活しようと思う人は少ないと思いますし、私もそうなっていたかもしれません」

    『お金をたくさん持っている状態』を幸せだと感じるなら『お金が減っていくこと』を辛く感じるようになるでしょう」

    「お金はあくまで引換券のようなもので、お金自体が何かしてくれるわけではありません」

    「だから自分の人生を良くしたいと考えるなら、『正しいお金の稼ぎ方と使い方』『自分が本当に価値を感じるものが何か』をきちんと理解しなければならないと今の私は思っています」

    自分の考え方が大きく変わったキッカケはやっぱりこの失敗を経験したことだと思ったので、今回記事にして残しておくことにしました。

    他人の失敗を自分にあてはめて考えたり、自分の失敗を素直に認めることは難しいと思います。
    あるいは一度痛い目に合わないと本当に理解することはできないのかもしれません。
    それでも私は、被害が出る前に『自分の失敗に気づける人』が一人でも増えたら良いなと思います。

    私の失敗談がそのキッカケの一つになれたら嬉しいです。

    私の長話にお付き合い頂きありがとうございました。

    おわり

    コメント

    タイトルとURLをコピーしました