どうも、サンモトです。
今回は私が働くようになってから身体を壊した時の事を書いていきたいと思います。
ちなみに(肉体)というのは、物理的に身体を壊した事だからです。
その内(精神)の時の話も書こうと思います(需要はないと思いますが)
働いている人(特に社会人になったばかりの頃)は、肉体的にも精神的にも傷つく機会が多いのではないかと思います。
そんな人を少しでも減らすためにはどうすればいいか?と考えた時に、
「同じ(似ている)ような境遇の体験談を聞いて、教訓にして貰えば良いんじゃないか?」
と思い自分の失敗談を記事にすることにしました。
あまり暗い感じにならないように気を付けて書くので、暫しお付き合い頂ければ幸いです。
私の失敗談を教訓や反面教師にして貰えたら嬉しいです。
働き始める前の生活
私が働き始める前、学生時代の頃は身体を動かすということをあまりしてきませんでした。
現在は身体を動かすことにあまり抵抗はありませんが、学生時代はすごく嫌でした。
というのも、学校で行うようなスポーツ・競技全般が苦手だったからです。
特に球技が苦手で、ボールのコントロールも上手くできないし投げるスピードも速くありません。
中学生時代の三年間は卓球部に入っていたので、卓球だけは人並みにできるようになりましたがそれ以外はひどいものでした。
他の教科は頑張ればそこそこ良い時もありましたが、体育の成績だけはいつも3です。
それでもただ苦手というだけなら嫌いになるまではいかなかったと思います。
一番嫌だったのは、失敗をしたり上手く出来なかった時に周りに文句や嫌味を言われる事でした。
「(別にふざけているわけでもないのに、なぜ文句を言われなければならないのか?)」
「(授業でやってるだけなんだから、ほどほどでええやんけ!)」
などとよく思ったものです。
物事に真剣に取り組むのは良いことだと思いますが、他人のやる気を削ぐような無神経な言動が嫌いでした。
私もその場は適当に流していましたが
「(やる気がなくなるような事ばかり言いやがって、この脳筋どもが!)」
「(場を和ませるようなお世辞の一つでも言ってみろ!)」
と内心は毒づいていたものです。
そんな経験があったので私の中では、
スポーツをしている奴(スポーツマン)が嫌い=スポーツが嫌い
という図式になっていました。
少し大雑把だと自分でも思いますが、『坊主憎けりゃ袈裟まで憎い』みたいな感じです。
今でもスポーツ・競技といったものには縁がありませんし、好きでもありません。
そんなこんなで、運動とは無縁の学生時代を過ごしたのでした。
働き始めてからの生活
身体を動かす事とは無縁の学生時代を経て、高校を卒業した私は働き始めることになりました。
私は自動車関係の工場に就職し、ライン工程に配属されました。
就業時間は定時で8時間なので、短い休憩をはさみながらずっと立ち仕事をすることになります。
私が入社した当時はとても忙しい時期だったので当然のように残業があり、毎日12時間近く働いていたと思います。
ついこの間までただの学生で運動もほとんどしてこなかった私にはかなりきつかったです。
身体は筋肉痛で痛くて疲労も中々抜けない上に、職場の人間関係もあまりよくなかったので当時はヘトヘトのボロボロでした。
それでも仕事だと割り切って働いていたのですが、ある時重い物を持ち上げた瞬間に肩を痛めてしまいました。
しばらくは痛みを我慢して働いていたのですが、それから少しして痛みは弱くなった代わりに肩の可動域が狭くなりました。
俗にいう四十肩(正式名称は肩関節周囲炎だそうです)の症状です。
まさか四十肩に19歳の自分がなるとはその当時思ってもみなかったのですが、調べてみると若くても四十肩の症状に苦しんでいる人は結構いるみたいです。
もちろん、私は病院に行きました。
しかし、四十肩(肩関節周囲炎)の治療は基本的に自然治癒やリハビリになるのです。
酷い場合は手術が必要になるそうですが、私の場合はレントゲンを見る限りそこまでひどくはないようでした。
それでも四十肩が完治するまでには安静にしていても数か月はかかるそうです。
「肩が完全に治るまで休ませてください、いつになるかわかりませんが」
などと会社には言えません。
今はどうかわかりませんがあの当時そう言っても理解されるかどうかわかりませんし、それでもしクビにでもなったら困ります。
なので、私は働きながら身体を治すことを選びました。
そこからは本当に長く、辛い時間が続きました。
- 肉体労働なのでジッとしているわけにもいかず、痛みを我慢しながら作業を何時間も続ける
- 痛い部分を庇うように身体を動かせば、今度は別の部分に負担をかける
- 可動域が炎症によって狭くなっているので、肩が上まで上がらない、腕をスムーズに回せない
- 周りからは変な動きをしているようにしか見えない
この辛さを理解してくれる人は周りにおらず(言ってもいませんでしたが)、どうすれば自然に動かせるようになるかの試行錯誤の日々が続きます。
2020年現在、この記事を書いている段階でようやく9割ほど治りました。
本格的に治そうと思って行動して3、4年はかかったと思います。
身体が思うように動かせなくなってから、自然と動かせるようになった時の感動を私は忘れられません。
まとめ
ここまで色々と書いてきましたが、言いたい事は
『健康は大事』
この一言に尽きます(当たり前のことですが)
あの辛い日々を過ごしたからこそ、健康が如何に大切なものなのかということに気づくことができました。
そして健康というものは、失ってからその大切さに気付くのでは遅すぎるとも思いました。
人の平均寿命が延び、世の中に娯楽も沢山ある今だからこそ『健康に生きる』ということがどれだけ重要なのかを改めて多くの人に考えてほしいと思います。
何をするにしても、健康であればそれだけで選択肢は増えます。
まずは簡単なことでいいので、健康を意識しながらやれることを探してみてください。
無理をせず楽しんで続けられるようなことを見つけられたら、それだけで勝ったも同然です。
働く全ての人が健康に過ごせるように願っています。
こんな拙文を最後まで読んで頂きありがとうございました。
おわり
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