どうも、サンモトです。
↓先日のAmazonブラックフライデーの時に強力粉とおからパウダーを買ってみました。
今回はこの強力粉とおからパウダーを使って『おからパン』作りに挑戦してみようと思います。
「以前に大豆粉(大豆を焙煎して粉末にしたもの)を使って『大豆パン』を作ったことがあるので、似たようなおからパウダー(豆乳を取った後の大豆の搾り滓)でもパンが作れないかなと思ったのが今回のキッカケです(-_-)」
「今回は日常で作れるようなレシピを探す目的ではなく、単純に気になったので作ることにしました」
「私と同じように趣味の料理を楽しみたい人の参考になれば嬉しいです」
↓以前に作ってみた『大豆パン』の記事はこちら
用意する材料
「今回使用した強力粉は予め食パン1斤分(約250g)に小分けされたものです」
「おからパウダーは微粉末のサラサラしたもので、加熱しなくても食べられます」
「細かい分量を量ることになるのでデジタル式の計量器があると便利です」
実際に作ってみる
今回はパッと思いついた分量・組み合わせで検証してみました。
作っている時に感じた事や味の感想などを簡単に紹介します。
検証1(強力粉1:おからパウダー1)でドライイーストorベーキングパウダー
「最初に試したのは『1:1の分量(強力粉125g:おからパウダー125g)でそれぞれドライイーストとベーキングパウダーを混ぜて焼いた場合どうなるのか?』です」
「全粒粉のパンなどを作る時は強力粉と1:1で混ぜて焼く場合が多いので、同じ要領で作れるのかを検証してみました(-_-)」
「まずは『ベーキングパウダーを混ぜて作った場合』です」
↓ボウルに材料を入れて、水を加えながら練っていきます。
↓粉っぽさがなくなり生地がまとまってきたら二つに分割します。
「粘り気が少なく粘土を捏ねているようです(-_-)」
「ベーキングパウダーは水と反応して炭酸ガスを発生させるので出来るだけ早く焼いた方が良いのですが、捏ねるのにずいぶん時間をかけてしまいました」
↓予熱したオーブンに生地を入れて、200℃で40分程度加熱します。
「表面はカチカチで、中を割ってみるとボロボロと崩れます」
「パンと言うよりはクッキーに近い質感になりました(-_-)」
「とりあえず『ベーキングパウダーver』はこれで完成とします」
「次に『ドライイーストを混ぜて作った場合』を検証してみます」
「我が家にはホームベーカリーがあるので、時間を設定して生地を捏ねる機能で同時進行で作ってみました」
「ドライイーストを使う場合は発酵させる時間が必要なので、同時に生地を捏ねてもある程度時間をズラして焼くことが可能です」
↓ホームベーカリーに材料をぶち込んで生地を捏ねるモードで混ぜ合わせます。
「おからの分量が多くて水気が足りなかったのか、ホームベーカリーが上手く生地を捏ねられませんでした」
「仕方ないのでボウルに取り出して、水を加えながら自分で捏ねました(-_-)」
↓捏ね終わった生地を丸めて、水で濡らしたキッチンペーパーを被せて30分程度置きます。
「ここは通常のパン作りで言う二次発酵の工程になりますが、先のベーキングパウダーの結果を考えるに美味く膨らまないだろうなと思っていました(-_-)」
↓予想通り、多少膨らみはしましたが粘土ぐらいの固さでモチモチ感はありません。
↓生地を四つに分割して予熱したオーブンに入れて、200℃で40分程度加熱します。
「ベーキングパウダーの時よりは若干モチモチ感はありますが、五十歩百歩といった感じです」
「不満は残りますが『ドライイーストver』もこれで完成とします(-_-)」
↓両方とも表面の焼き色が淡いので、ノンフライヤーを使って追加で10分程度焼いてみました。
「表面はカチカチのパサパサで、噛んでいると口の中の水分が奪われます(-_-)」
「仄かにおからの風味があって味としては問題ありませんが、モソモソする上にボリュームがあるので食べづらいです」
検証2(強力粉250g+おからパウダー50g)でドライイースト
「検証1の結果を考慮して、次は材料の比率を変えてみました」
「おからの分量が多いと上手く膨らまないようなのでパン生地は別で作ります」
「おからパウダーもそのままだとパサパサして混ぜにくいので、水を加えてしっとりさせてから混ぜてみます(-_-)」
↓ホームベーカリーにパン生地の材料を入れて捏ねてもらいます。
↓おからパウダーに水100~130gを加えて混ぜます。
↓耳たぶくらいにしっとりしたおからパウダーとパン生地を混ぜ合わせます。
「サラサラ状態の時よりは扱いやすいですが、混ぜにくいのは変わらないので根気よくパン生地に混ぜ込んでいきます」
↓混ぜ合わせたパン生地を丸く成形して、オーブンシートを敷いたオーブンプレートにのせます。
「表面が固くならないようにオリーブオイルを全体に軽く塗っています」
↓生地に包丁で切れ込みを入れてから予熱したオーブンに入れて、200℃で40分程度加熱します。
「私は飾りで切れ込みを入れただけですが、固いパンを焼く時は表面に切れ込み(クープ)を入れると膨らみやすく火の通りを良くする働きがあります」
↓こんな感じで焼けました。
「検証1に比べるとパンらしく全体が膨らんで、中もモチモチしています」
「仄かにおからの風味がする素朴な味で、ボリュームもあって食べ応えがあります」
「おからの分量を少なくして油分を多くしたのでヘルシーさはないですが美味しいです」
「やはりカロリーは正義なのでしょうか(-_-)」
検証3(強力粉250g+おからパウダー50g)でベーキングパウダー
「検証3は上記の『ベーキングパウダーver』になります」
「材料は検証2の時とほぼ同じです」
「作り方も途中までは同じなので省きました(-_-)」
↓全ての材料を混ぜ合わせて作ったパン生地を予熱したオーブンに入れて、200℃で40分程度加熱します。
「発酵させる必要がないので、今回はホームベーカリーは使わずボウルと手でパン生地を捏ねました」
「面倒くさいですが、生地の混ざり具合や水分量の調整はしやすいので、作り慣れない内は手で捏ねた方が良いかもしれません(-_-)」
「今回は表面にオリーブオイルは塗らず、そのまま焼きました」
↓こんな感じに焼けました。
「食べてみた感想としては、蒸しパンに近い食感で柔らかい中身がモッチリと詰まっている感じです」
「最初から手でよく捏ねたおかげなのか生地の混ざり具合にムラがなく、食べやすくなりました」
「ドライイーストを使った場合に比べるとあっさりとした印象を受けます」
食べた感想+作った感想
「作った『おからパン』を両親と一緒に食べ比べてみました」
「共通して言えるのは仄かにおからの風味があって、食べ応えがあるという点です」
「以前作った『大豆パン』に比べるとあっさりした風味なので、オカズにもデザートにも使えそうです」
「おからの分量が多いと固くてパサパサになるので、混ぜて使う場合はあまり入れ過ぎない方が良さそうです」
「ジャムや蜂蜜、スープに浸したりと色々試しましたが、総じてボリュームがあるので顎が疲れました(-_-)」
「今回作ってみて感じたことや気づいた点、改善案などを挙げていきます」
「おからパウダーを他の食材と混ぜる時は、混ぜる前に水を加えてシットリさせてからの方が混ぜやすいです(生おからを使う場合はそのまま混ぜても大丈夫だと思います)」
「おからを混ぜてパンを作る場合は、おからの分量が多いと上手く膨らまなかったり固くてパサパサになりやすいです」
「焼き上げる前に生地に油分か水分をしっかり加えて混ぜ合わせると綺麗に焼けると思います」
「生地をムラなく混ぜるためには手で捏ねた方が良いです」
「ドライイーストとベーキングパウダー、どちらでも膨らみますが若干の違いはあるので、好みは分かれそうです」
「ドライイーストを混ぜて作る場合は、時間がかかりますがふんわりした食感のパンになります」
「ベーキングパウダーを混ぜて作る場合は、すぐに焼けますが蒸しパンのようなモッタリした食感のパンになります」
「一度に食べ過ぎるとお腹の調子が悪くなる(お腹が張る、おならがよく出る)かもしれないので、食べ過ぎには注意が必要です(-_-)」
以上、『おからパウダーと強力粉を使っておからパンを作ってみた』の検証まとめでした。
おわり
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