【趣味の料理検証】川魚(ニジマス・イワナ・アマゴ)を『焼き干し』にして、『お吸い物』を作ってみた

休日の料理日記

どうも、サンモトです。

↓連休中に釣ってきた川魚も残り3匹(ニジマス・イワナ・アマゴが1匹ずつ)になりました。

最後の3匹ということで、せっかくなので今までやったことのない調理法を試してみようと思い色々と調べていたところ、『焼き干し』というものが目にまりました。

『焼き干し』とは、生魚を焼いてから天日に干してカリカリに乾燥させる干物の一種です」

「火を通して余分な水分を飛ばしてから天日干しするので、乾燥させる時間を短縮できて腐らせる危険性も低くできるのが良いところです」

生魚を天日干しだけで干物にするのは難しい(天候や干す場所に注意しなければならないので)ですが、この『焼き干し』なら割と簡単に出来そうだなと感じたので今回挑戦してみました。

↓3、4日ほどかけて完成したものがこちらです。

『焼き干し』は普通の干物のようにそのまま軽く焼いて食べても良いと思いますが、今回は少し手間をかけて『お吸い物』にしてみようと思います。

私と同じように、生の川魚を大量に調理する機会がある人の参考になれば嬉しいです。

『焼き干し』の作り方

まずは『焼き干し』の作り方を簡単に説明していきます。

↓最初に川魚の下処理(内臓・エラを抜き、ヌメリと鱗を取る)をして、表面の水気を取ります。

「血やヌメリが残っていると臭みの原因になるので、キッチンペーパーなどでしっかりと拭き取ります」

「軽く塩を擦り込んでおくと乾燥させやすいです」

180℃で予熱したオーブンなどで、15~20分程焼いて身の水分を飛ばします。

「私はノンフライヤーを使って作りました」

「火加減は難しくなりますが、フライパンでも出来ると思います」

ある程度身の水分を飛ばせたら粗熱を取り、数日ほど天日にさらします。

風で飛ばされたり、虫や鳥に奪われないように干し網などに入れておくと安心できます。

↓以前干し芋を作るために購入した干し網があるので、今回もそれを活用しようと思います。

↓天気の良い日を見計らって、干し網に入れた状態で外に出しておきます。

「外で干す場合は、雨で濡れないように注意してください」

「日が沈んだら中に取り込んで、冷蔵庫に入れておけばOKです」

これを数日間ほど続ければ、カリカリの干物になります。

『川魚のお吸い物』の材料

↓今回はこの『川魚で作った焼き干し』を使って出汁だしを取り、そのまま(具材)にして食べます。

この『焼き干し』だけで出汁を取ると匂いが魚臭くなるので、色々な出汁を混ぜて誤魔化します。

  • 川魚の焼き干し  3匹(ニジマス・イワナ・アマゴ)
  • 塩        少々
  • 白だし      適量
  • 昆布出汁(液体) 適量
  • 野菜出汁     適量
  • 水        鍋一杯

「今回は正確に計量したわけではないので、かなり適当な分量になります」

「一応の目安としては、魚臭さが気にならない程度になるまで色々な出汁を混ぜてみました」

「塩は入れ過ぎると冷めた時にしょっぱくなるので、ほんの少しで良いです」

実際に作ってみる

それではさっそく焼き干しを使った『お吸い物』を作っていこうと思います。

↓まずは作っておいた『川魚の焼き干し』を冷蔵庫から取り出して、軽く水で表面を洗い流します。

「食べる時に邪魔になりそうなヒレも取っておくと食べやすいです」

↓キッチンペーパーで水気を拭き取ったら、塩を軽く振ってフライパンで炒ります。

ある程度カリッとしたらOKです。

↓鍋に水を入れて、そこに『焼き干し』を入れて火にかけます。

「中火でじっくりと水を温めながら出汁を出していきます」

乾燥昆布で出汁を取る場合は、この時一緒に入れてください」

フツフツと泡立ってきたら弱火にします(昆布も取り出します)

↓魚の風味を消すために色々な出汁(白だし・昆布出汁・野菜出汁)を入れます。

「私の父があまり魚の風味が得意ではないので、それを誤魔化すために色々入れてみました」

潮汁うしおじる(魚介類の出汁だしを塩で味付けした汁物)が平気な人なら、このままでも大丈夫だと思います」

「味噌を入れて味噌汁にするのも良いと思います」

↓魚臭さがなくなってきたら鍋に蓋をして、弱火で10分程煮れば完成です。

↓お椀に盛り付けたら『川魚のお吸い物』の出来上がりです。

食べた感想

「完成した『川魚のお吸い物』を両親と食べてみました」

「お椀に一匹ずつ魚と汁を入れて、薬味(ネギ・ショウガ・刻み海苔など)をかけています」

色々な出汁(魚・昆布・野菜)を混ぜているので、素朴な風味ですが旨味をしっかり味わえます。

これを汁物しるもの(飯と共に食べるスープ料理)とするかお吸い物(酒の肴にするスープ料理)とするかで迷いましたが、見た目と味の印象から『川魚のお吸い物』としました。

「今回私は『焼き干し』だけを(具材)にしましたが、色々な具材を入れてみるのも良いと思います」

「『焼き干し』だけだと魚の風味が目立つので、魚が苦手な人は私と同じように他の出汁や薬味などで誤魔化してしまうのをオススメします」

新しい試みでしたが、無事に川魚で『焼き干し』を作ることが出来て、それを『お吸い物』にすることも出来たので良しとします。

この記事を読んで興味・関心を持っていただき、自宅で川魚料理に挑戦していただけたら嬉しいです。

おわり

コメント

タイトルとURLをコピーしました