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工場作業員の日常~自動車工場勤務の日々~【まとめ】

まとめ記事
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どうも、サンモトです。

私は普段、自動車関係の工場で働いているしがない会社員です(-_-)
2023年で私の社会人生活も12年目を迎えました。

12年も工場で働いているとそれなりに見えてくるものがあるというか、何となくわかってくることがいくつもあります。
今の自分にとっては当たり前のことばかりですが、

『働き始めた頃には気づけなかった事』

『もっと早く知っておけば良かった事』

『同じような悩みを抱えている人に伝えたい事』

など、試しに書き出してみたらそれなりに役に立ちそうなものがそこそこ出てきました。
この記事は、そんな自分の経験を元に『工場で働く際におさえておくべきポイント』を簡単にまとめたものになります。

同じように工場で働いている人に親近感を持ってもらえたり、これから工場で働く人のお役に立てば幸いです。

私のサラリーマン生活

まずは私自身の社会人生活について簡単にご紹介しておきます。

私は高校卒業後に地元で就職して、現在も同じ場所で働いています。
自動車関係の部品工場に勤めており、基本的には現場仕事です。
ライン工程と呼ばれる作業を5~6年程した後、現在は検査系の作業をしています。

ライン工程というのは、製品を大量生産するための作業方式のことを言います(いわゆる“流れ作業”というやつです)」

「製品を作るために必要な部品の『運搬・供給・投入・組みつけ・加工・塗装・検査』などの作業を一連化(ライン化)したものです」

「この一連の流れを細分化して複数の作業者に割り振ることで、均一な製品を効率的に大量生産することができます」

「ライン工程の作業自体はさほど難しいものはなく、単純作業なので早ければ数時間で覚えられるものがほとんどです(それをずっと続けられるかは別の問題ですが・・・)」

「私が働いている場所は1週間毎に朝勤と夜勤を交代しながら働きます」

「私はここ以外の場所で働いたことがないので実際に体験したわけではないのですが、工場の現場仕事は交代制が多いと聞きます」

「事務仕事の人や現場にあまり出てこない役職の人は昼勤で固定(常勤)され、現場仕事は朝と夜の交代制(場合によっては3交代制)で働くのが一般的だと思います」

それなりに長く勤めていますが、私自身は役職が付いているわけでもなく特別な資格を持っているわけでもない、ただの平社員です(-_-)
出世欲も向上心も特にないので、毎日決められたことを淡々とこなして出来るだけ早く帰れるように努める日々を送っています。

「熱心に働いているとはお世辞にも言えませんが、自分なりに仕事は真面目に取り組んでいるつもりです」

「強いてアピールポイントを挙げるなら、この12年間で遅刻や突発で休んだことは一度もありませんし、新型コロナどころか季節性のインフルエンザにもかかったことはありません

「優秀な社員ではありませんが、そこそこ信用のある社員程度には評価されていると自負しています」

「まぁ、あまり嬉しくも誇らしくもないのですが(-_-)」

↓私がどんな風に働いてきたかについては別記事にも書いているので、良ければこちらも見てやってください。

工場で働いて学んだこと

この項目では私が工場で働いていて感じたことや学んだことをいくつか挙げていきます。

これから工場で働く予定の人や工場系の仕事をしている人に共感して貰えれば嬉しいです。

健康こそ最大の資産である

全ての労働は“肉体が資本”と言っても過言ではありません(-_-)

特に工場の作業は肉体的な負担が大きくなりがちです。
何時間も同じ動きをしたり、身体に負担をかけやすい姿勢や道具の使用により疲労がどんどん身体に蓄積していきます。

「工場系の仕事に関する職業病(業務上疾病)と言えば、『振動工具の使い過ぎによる振動障害』・『指先を酷使してばね指になる』・『粉じんを長い年月にわたり多量に吸い込むことでなるじん肺などがありますね」

「重い物を持った時に痛めた箇所が悪化して、“ヘルニア”四十肩・五十肩になる人もよくいます」

日常的に身体を動かす仕事なので、一度身体を壊すと中々治す時間が取れません。
若くて体力もある内は何とかなるかもしれまんが、そういう無茶をすると後々たたってくるので健康は最も注意すべきことだと私は思います。

「かく言う私も身体を壊して長い間苦しんだ過去があります(-_-)」

「私の場合は作業中に肩を痛めて、それが悪化して四十肩になりました(まだ20代だったのに・・・)」

「人間関係のストレスで逆流性食道炎にもなったことがあります」

「一度身体を壊した後だと、普通に身体を動かせて普通に食べ物を口にできる有難ありがたさが身に染みてよくわかります」

「健康に関することは実際に身体を壊した経験がないと真剣に考えづらいことですが、ぜひとも何かが起こる前に対策をしておいた方が良いでしょう」

健康に関する考え方は人それぞれなので一概いちがいにこうすれば良いとは言えませんが、参考になる書籍や情報はたくさんあるので、片っ端から試してみて自分に合うものを探してみてください。

↓個人的にオススメの書籍です。

「個人的には十分な睡眠・適度な運動・バランスの良い食事を取った上で、ストレスの溜め過ぎを防げれば身体を悪くする可能性は低いと思います(そこが難しい所なのですが・・・)」

「私の場合は7~8時間の睡眠運動は筋力トレーニングよりも柔軟性の強化食事はサプリメントなどで栄養バランスを取りつつ食べたい物を食べるようにしています」

「ガッチガチの科学的な考え方よりはある程度ゆるい感じの精神的な考え方を取り入れています(-_-)」

酒とタバコはほどほどに(出来ればやらない方が良い)

タバコはやらない方が良い(断言)

いきなりこんなことを言うと多くの人から反感を買うかもしれませんが、個人的に強く思うことの一つです(-_-)
工場に勤めている人は酒やタバコをたしなむ人が多いですし、むしろしない人の方が珍しいくらいでしたが、近頃はその風向きも大分変わってきました。

大きな工場では既に敷地内は完全禁煙の流れになってきているし、飲酒運転による事故が増えたことにより車業界では飲酒に対しても割と厳しい風潮になっています。

工場の仕事は単調で変わり映えしないイメージがあります(実際そういう面もあります)が、時代の流れと共に少しずつ現場も変化しているのです。

「酒やタバコが好きな人には肩身の狭い状況になってきていますが、そうでない人にとってはむしろ働きやすくなっているとも考えられます」

「私は元々酒もタバコもたしなまないので、現状に困ってもいないし不満もありません(むしろウェルカムです)」

「やらない理由としては単純に味や臭いが好みではないからです(-_-)」

「入社当時はそのせいで何度か不快な思いもしましたが、今の状況を考えると『やっぱりしなくて良かったな』と思います」

「工場で働く人にはこれを機に酒やタバコを自粛するか、最初からやらないことをオススメします」

「健康にもあまりよくありませんからね(-_-)」

保険外交員には気をつけよ

会社員として働き始めると職場で保険への加入を勧められる機会があります(-_-)

会社が社員に提供しているものだったり、民間の保険会社のものだったり様々ですが、安易な気持ちで保険への加入をしてはいけません。

保険に気を遣うぐらいなら、その前に企業型確定拠出年金(企業型DC)個人型確定拠出年金(iDeCo)などの税制優遇制度を活用することを考えた方が良いと思います。

「私は別に『会社関係で勧められる保険がゴミだ』とか『役に立たない』とか言うつもりはありません(ほとんどそうだとは思いますが・・・)」

「大事なのはその保険が自分にとって本当に必要かどうかという点です」

「その保険の保障内容はどんなものか、それは自分にとって入る価値のあるものなのかを吟味しなければなりません」

↓保険について考える時はこの書籍がオススメです。

指差呼称、きちんとやってたら作業が遅れる

工場などの現場作業では指差呼称しさこしょうという手順が決められています。
ネット上で有名な画像、ヘルメットを被って『ヨシ!』と指差している猫(仕事猫もしくは現場猫のアレです(-_-)

読んで字のごとく指を差して状況を確認することなのですが、この指差呼称しさこしょうを現場で律儀にやっている人はほぼいません(少なくとも私が見てきた範囲では)

「なぜなら、それをしていると作業が間に合わなくなるからです」

「時間に余裕があるなら守ることもできますが、現場にはそんな余裕はありません」

「しかし会社の上の方、特に安全衛生委員会の人なんかは細かく指摘してきます(普段現場にいないし、自分で作業するわけでもないクセに・・・)」

「現場と上の認識違い、というやつです(-_-)」

作業の確認自体は大事なことなので、自分がきちんと作業手順を行えているかは意識した方が良いですね。

大事なのは作業の形式を守ることではなく、その作業をする意味を理解することだと思います。

挨拶は『おはようございます』or『お疲れ様です』

工場の挨拶は基本的に『おはようございます』『お疲れ様です』の2パターンになります。
出社する人は『おはようございます』、退勤する人『お疲れ様です』と時間帯に区別なく言います。

理由としては交代制で働く時間がマチマチなので、時間によって挨拶を使い分ける意味があまりないからでしょう。

「あまり関わりのない上司に対してはしっかり挨拶しますが、同僚や部下だと『ざいまーす』とか『っかれさまでーす』みたいな雑な感じになります」

「これに慣れてくると普段の日常で『こんにちは』『こんばんは』と言う時に違和感を感じるようになります(-_-)」

他社製の車で通勤していると良い顔をされない

これは車業界のあるあるネタだと思います。

私は経験したことはありませんが、他社製の車に乗って会社に通勤している人は色々と言われることがあったらしいです。
本当かどうかわかりませんが、他社製の車で通勤しようとしたら会社の駐車場の使用許可が下りなかったなんて話も聞いたことがあります。

私が働いている場所では現在そういった話は聞いたことがありませんが、他の所も同じだとは思わない方が良いのでしょうね(-_-)
プライベートで乗る分には好きな車で問題ありませんが、車関係の仕事に就く場合は少し気をつけた方が良いかもしれません。

「余談ですが、自動車製造会社には自動車紹介販売制度(新車購入紹介制度)というものがあります」

「これは要するに『新車販売キャンペーン』のことで、自動車メーカーにとっては販売ノルマに関わることです(-_-)」

「新車購入希望者を取引先所定のルートを通じて自動車製造会社に紹介して、実際にその人が新車を購入した場合に、紹介者と購入者はキャッシュバック(謝礼金)を貰える制度になります」

「キャッシュバックされるのに時間がかかるし、金額も車の代金に比べれば微々たるものですが、知っておくと何かの役に立つかもしれません」

「ちなみに私は自分が勤める会社経由で、自分自身が紹介者兼購入者として新車を購入しました」

↓私が車を買い替えた時の記事です。

有休が取りづらい(特に工程作業者は)

これは工場に限った話ではないかもしれませんが、有休の取得がしづらいというのはあるあるだと思います。

今は労働時間の管理や有給休暇の取得に関することは厳しくなっているので、会社側も昔よりは積極的に対応しているイメージがあります。

とは言え、みんな休みたい日は大体被ってくるし、当日に突発で休む人もいるので中々好きなタイミングで有休を取らせるわけにはいかないという現場の世知辛い部分もあります。

「消化されなかった有休は会社が買い取るという形で還元されるか、ある程度まで累積させておいてタイミングを見計らって積極的に使わせていくか、ケースバイケースで判断されます」

「自分が勤める会社の有休がどのように取り扱われているのか調べておくと良いでしょう」

「有給休暇は労働者の立派な権利なので、遠慮せず使っていきたいですね(-_-)」

ギャンブル(パチンコ・競馬・宝くじ等)には手を出すな

ギャンブルはやらない方が良い(断言)

これも多くの人から反感を買いそうなことですが、心底そう思うのでここに書きます(-_-)

工場に勤めている人は何故かギャンブル(パチンコ・競馬・宝くじ等)を好きな人が多く、そういった会話をよく耳にします。

遊びとして楽しむ程度なら構わないのですが、熱中して少なくないお金を浪費している人をよく見聞きするので気をつけた方が良いです(どうせ後悔するので)

「私もかつて宝くじで後悔した経験があるのであまり偉そうなことを言える立場ではないのですが、ギャンブルから得られるものは大してないので最初からやらない方が良いです」

「それがキッカケで私は株式投資による資産形成についての勉強を真剣に始めたので、結果オーライと言えなくもないですが、後悔なんてしないに越したことはないですね」

「ちなみに投資についての話題も職場で出たりしますが、職場の人がしているのは大抵FX仮想通貨などのリスクの高いものばかりです」

「それで上手くいっているなら良いのですが、結果はお察しの通りです(-_-)」

↓私が宝くじで失敗した時のことを書いた記事です。

会社員の処世術

この項目では現在の私が考える処世術しょせいじゅつ(世渡りの方法)を挙げてみました。

『働き始めた頃の自分に伝えたいこと』を意識したラインナップになっています。

私自身の考えやそう思う理由を付け加えて簡単に解説していきます。

真面目に仕事する(無遅刻、無欠席)

「仕事をする上で重要になってくるのは、やはり真面目さだと思います」

「真面目といっても始業1時間前から出社するとか、プライベートの時間に仕事を持ち込むとか、そんな大それたことをする必要はありません(-_-)」

遅刻しない無断欠勤しない報連相を守る、その程度で十分です」

「まずは当たり前のことをしっかり守り、それをずっと守り続ける」

「それだけのことをそれなりに長くできるなら、自然と周りからの信用や信頼は勝ち取ることができるでしょう」

慌てない(余裕がない態度を見せない)

「これは主に仕事中に意識したいことですね」

「仕事を始めたばかりの頃は出来なくても仕方ないかもしれませんが、ある程度仕事に慣れる頃には(少なくとも表面上は)慌てずに対処できるようになりたいものです」

「不測の事態に対して慌てて対処すると失敗する可能性も高くなるし、職場に動揺や不安が広がります」

「ある程度長く勤めていれば部下や後輩は自然と出来るものなので、自分のことだけでなく他の人にも気を配れるくらいになれると良いと思います」

「どっしり構えて、落ち着いて対処していきましょう」

相手の話はきちんと聞く、相手に伝わりやすいように意識する

「これは主に人間関係で意識したいことですね」

「何かと結論を早く出そうとか手早く済まそうとするとお互いの真意は汲み取りづらくなり、誤解や勘違いを生む恐れがあります」

『相手の話を聞く際は相手の言い分を一通り聞いてからこちらの意見を言う』

『こちらから相手に話をする際は、言いたい事が伝わりやすいように意識しながら行う』

「この二つを意識して会話するようにすれば、(相手がまともな人なら)意義のある会話ができるでしょう」

余計なことは言わない

「前述の『相手の話はきちんと聞く』にも通じる部分です」

「相手はこちらに解決策を教えてほしいのではなく、ただ愚痴を言いたいだけなのかもしれないし共感を求めているだけなのかもしれません」

「仕事上もしくは意見を求められた場合はきちんと自分の意見を言った方が良いですが、そうでないなら余計なお節介はしない方が良いと思います」

『あくまで自分の意見であって、相手のことを否定したりけな意図はないですよ』と伝えるのが大事です」

不機嫌さを表に出さない

「これも仕事中に意識したいことの一つです」

「理由としては単純に不機嫌そうな相手には誰も声をかけたくないからです」

「仕事の相談・報告をしたかっただけなのに面倒くさそうに対応されたら『この人には話しかけたくないな』と思われるのは当然です」

「普段作業場ではマスクをしているので表情は見えにくいですが、声色や態度には如実に表れるものです」

「私もどちらかと言えば不愛想な部類なので気をつけています(-_-)」

まとめ:工場作業員のつぶやき

以上、私が個人的な経験から得たことを一通り書き並べてみました。

「最初に自分の仕事に関する記事を書こうと考えた時、『自分の経験から語れることなんて大してないだろうな』と思っていたのですが、書き始めてみると意外と筆が乗って長文になってしまいました」

「普段の日常でこんなことを他人に語ったりすることがないので、自分の事を表現できる良い機会になったと思います」

偏屈へんくつな私の人物像を表現できていれば嬉しいです(-_-)」

最後に個人的な所感をいくつか述べて〆ようと思います。

私は昔から特にやりたいこともなかったので、高校卒業後に就職して働き始めて、何だかんだで十数年も経っていました。
今でも自分がこの仕事に向いているとは思いませんが、何だかんだで働き続けていられるので、それなりに適性があるのかなぁと微妙な気分になったりもします(-_-)

私は今の仕事に対してやりがい等は特に感じていませんし、他人にも勧めたいとは思いません。
辞められるなら辞めたいけど、他にやりたいこともないから現状維持という感じです。

同じような事を感じながら働いている人はたくさんいるんじゃないかなと個人的には思います。
その人達に少しでも共感して頂けることが書けたなら幸いです。

「仕事に対する不平不満は誰にでもありますが、それをただ口にするだけでは気が滅入ってしまいます(-_-)」

「愚痴は言う方も聞く方もウンザリしてしまうので、こうしてブログ記事にすることで自分が感じていた不平不満をネタっぽく昇華してみました」

「少しでも面白いと思って頂けたなら嬉しいです」

今回私が自身の社会人生活についてのまとめ記事を書こうと思ったのは、自分が感じていた心のモヤモヤを自分なりに解消したいという思いがあったからです。

こうやって文章にすることで、自分が今まで感じていた仕事に対する思いに一区切りつけられたような気がします。

私の冗長なネタ記事にお付き合い頂きありがとうございました。

おわり〼

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