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サツマイモ(しっとり系)を大量に購入してみた 干し芋編

よもやま話
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どうも、サンモトです。

前回の「サツマイモ(ホクホク系)を大量に購入してみた 保存編」記事に引き続き、追加で頼んだ分のサツマイモが届きました。

今回届いたのは焼き芋向きの甘い品種で、シルクスイートという名前のサツマイモです。

サツマイモには焼いた時の食感が

  1. ホクホク系 水分が少なく粉っぽくパサパサしている。そのままで食べるより調理向き
  2. シットリ系 ホクホクとネットリの中間、(個人的に)一番焼き芋にして食べやすい
  3. ネットリ系 蜜(糖分)が多く、樹液のように皮の表面に染み出してくるものもある。お菓子に使いやすい

の3種類があります。

今回のシルクスイートはシットリ系のサツマイモなので、焼き芋にすると食べやすいです。

↑前回頼んだ宮崎紅と比べてみると焼き芋にした時に身に粘り気があり軟らかく、甘味も強いです。

焼き芋にして食べるのに程よい甘さと食感で、ただ焼いただけなのにこんなに美味しい事に私は驚きました。

簡単に作れるので、ここ最近は毎日焼き芋を食べています。

食べ始めた頃はトイレに行く回数が増えたり、お腹にガスが溜まりやすくなったりしましたが、それだけ今までの私の食生活が腸内環境を悪くしていたのでしょう。

今ではお腹の調子も整って以前よりも幾分か生活の質が向上したように感じるので、今回大量に買ってみて良かったと思えます。

当面の問題は、このサツマイモ達を腐らせる前に消費できるかどうかです。

↑箱一杯のサツマイモを眺めていると、自分が焼き芋屋にでもなった気分になります。

保存する方法は前回の「サツマイモ(ホクホク系)を大量に購入してみた 保存編」記事で大体書きましたが、蜜(糖分)の多いサツマイモなら干し芋にするという選択肢もあります。

少し手間はかかりますが、食材を無駄にしないための方法の一つなので身に着けておくと何かと役に立つと思います。

自宅で干し芋を作る方法

それでは、さっそく干し芋を作っていこうと思います。

他の保存方法と同じく、干し芋の作り方もさほど難しくありません。

まず、サツマイモを蒸して軟らかくします。

加熱する方法はレンジ、オーブン、鍋で茹でるなど何でも構いません(自分がやり易い方法でやってください)

竹串や爪楊枝を突き刺してみて、すんなり入るぐらいになったら十分です。

干し芋にする場合なら皮の部分は邪魔なので、綺麗に取り除きます(厚めに皮を剥くと乾燥させやすいです)

↑※皮を取るタイミングは加熱前加熱後どちらでも構いません。個人的には手で剥ける加熱後の方がやりやすいかなと思います。ただ、身が手に付いてベタベタするので私はゴム手袋を付けて剥きました。

皮を取り除いたら、食べやすい大きさに切り分けます。

市販の売られている物だと、細切りや平切りされたものをよく見かけます。

早く乾燥させようと思うなら細かくした方が良いとは思いますが、自宅で作る場合なら平切り輪切りなどの大きめに切るやり方がやりやすいと思います。

というのも、今回私は包丁を使って切り分けてみたのですが、

  1. 身が軟らかく、手で押さえると潰れやすい
  2. 刃の部分にくっ付いて取りにくい
  3. 刃の部分に軟らかくなった身の一部が付いて、一回毎に拭き取らないと切り難くなる

というやりづらさを感じました。

「他の人はどうやって作っているんだろう?」

と思い軽く調べてみたら、どうやらゆで卵カッターなどの器具を使って一気にスパスパ切る方法がやりやすいようです。

↑私の家には生憎とそういったアイテムはなかったので、包丁を立ててカッターのように先っぽで切り分けました(このやり方は確かに面倒で手間がかかるので、器具を使った方が楽かもしれません)

切り終わった後は干すだけですが、ここが一番気を使う所かもしれません。

↑このような篭網を使えば、場所を選ばす干すことはできます(試しに買ってみたのですが、便利で使いやすいです)

天気が良く涼しくて風通りの良い場所に干すのが理想的ですが、実際は都合よくそうなってはくれないでしょう。

特に天候に関してはどうしようもないので、無理に外に出さずに室内で干す方が安全かもしれません。

夏の暑く湿気の多い季節以外なら、ある程度風通しの良いところに吊り下げておけばゆっくりと乾燥していくはずです。

↑※実際に私が干していた期間も、連日雨降りや降雪続きでまともに外に出せませんでした。

しっかり乾燥させるなら1週間前後、早くて3、4日ぐらいで干し芋になります。

後はそのまま食べるなり、火で炙ったりして楽しんでください。

※干し芋も常温で保存する場合には早めに食べてください。

「そんなに待てない」「面倒くさい」「すぐに食べたい」

そんな風に思う人も中にはいるでしょう。

そのような人にオススメなのが、オーブンなどの器具を使って時間を短縮する方法です。

※私は試しにオーブントースターでやってみたのですが、温度調整を間違えて少し焦がしてしまいました。なので温度・時間の調節ができる物でやるのがオススメです。

個人的には自然に任せて乾燥させるよりも、オーブンなどを使ってある程度水気を飛ばす工程を入れた方が安全・確実に干し芋を作れると思います。

というのも、私自身が時間がかかったり手間が多い作業はあまり好きではないからです。

長く時間や手間をかければ上手く美味しくなるというなら我慢しますが、干し芋の場合はカビの発生腐敗のリスクも出てきます。

なので自宅で作る場合では一概に時間をかける方法はオススメできません。

そこで自分である程度水気を飛ばせる方法があるなら、切ったり並べたりといった面倒な工程を省ける丸干しというやり方をオススメします。

↓個人的にこれが一番オススメの方法だと思ったので、一旦わけて解説していきます。

丸干しの干し芋(個人的なオススメ干し方)

丸干しとは、蒸かして皮を剥いたサツマイモを丸ごと干す方法です。

丸干しは自然に乾燥させようとすると切り分けた物より倍ぐらいの時間がかかりますが、オーブンなどで水気を飛ばせるならその時間を大幅に短縮させることができます。

カビや腐敗のリスクも下げられるので、その辺りが気になる人にもオススメです。

丸干しは市販品ではあまり見かけない(あっても高価)ので、より自家製感を表現できるのではないでしょうか(私の場合は切り分けるのが面倒だっただけですが・・・)

丸干しのやり方は至ってシンプルです。

  1. サツマイモを蒸かして軟らかくする
  2. 皮を厚めに取り除いて形を整える
  3. 水気が少なくなり、外はカチカチ中はネットリするまで干す
  4. 完成

要は切り分ける工程を省いて、蒸かしたサツマイモを丸ごと干すだけです。

ただ何度も言いますが、サツマイモを丸ごと乾燥させようと思うと時間がかかります。

当然、干す場所や天候によってはカビや腐敗のリスクも出てきます。

それらのリスクを回避するために、天日干しする前にある程度水分を飛ばしておきます。

オーブンなどの時間・温度を調整できるもので、100℃前後で2~3時間も加熱すれば大体の水分は飛ばせます。

↑私はノンフライヤーを使って、100℃前後で3~4時間程加熱してみました。

↑100℃前後なら数時間加熱し続けても特に焦げることはなく、蜜でネバついていた表面も掌の上で転がせるくらいには乾燥できました。

↑断面はこんな感じです。水分が抜けて全体的に縮み、粘り気と甘味が強くなりました。

この時点で十分干し芋にはなっているので、すぐに食べたい人はここで食べてしまっても良いと思います。

市販品のように表面に白い粉(糖分が固まったもの)がいた状態にまで仕上げたいなら、お天道様のご機嫌を伺いながら辛抱強く干し続けるだけです。

これはあくまで私の個人的なオススメ方法なので、誰にとってもベストなやり方ではないと思います。

なので興味のある人は自分で色々試してみて、自分なりの干し方を編み出してみてください。

まとめ

いかがでしたか?

自家製の干し芋作り、家に大量のサツマイモがある時などにぜひ試してほしいです(そんなシチュエーションあるか?という突っ込みはしないでください)

私の家では昔、祖母がよくサツマイモで干し芋を作ってくれました。

他の兄弟はあまり好みではなかったようですが、私は祖母が作ってくれた干し芋や干し柿をよく食べていました。

私自身はその時の事はおぼろげにしか覚えていませんが、美味しそうに干し芋を食べる私を見て祖母も喜んでいたそうです(両親談)

↑私が子供の頃は、このような網の上に蒸かした芋を置いて乾燥するまで放置していました。

雨が降って濡れたり、風や鳥に持っていかれないように注意する必要があるので我が家では3、4日間程度の短期間で干していました。

子供だった頃はそういった細々したことをよく手伝っていた記憶があります(住んでいる所は田舎で、私は末っ子でしたので)

今現在、趣味でもなければそういった経験をする人は少ないと思います。

ある程度温度管理ができるなら生のまま保管した方が楽でしょうし、干し芋が食べたければ市販の物を買うほうが手っ取り早いです。

私自身も大人になって改めて干し芋を作ってみると、

「こんな手間のかかること、わざわざ自分でやる人の方が少ないだろうな・・・」

と正直思ってしまいました。

私の場合は外食したり外に遊びにいったりするよりは、こういった地味な作業の方が好きなので特に苦痛ではありません(時間に余裕があればの話ですが・・・)

ブログのネタとしてやっている部分もありますが、普段手軽に買って食べられる物がどんな風に作られているのかを体験すれば、食べることに対して別の感じ方・捉え方ができるのではと私は考えています。

実際に経験して理解するという行為は気持ちを新鮮にしてくれるし、それで誰かが喜んでくれたら嬉しい気持ちにもなります。

「そんな体験が日常生活、人生をより良くするために必要なものではないか?」

美味しそうに干し芋を食べる子供の頃の私を見ていた祖母の気持ちを想像し、今の私が作った干し芋を美味しいと言ってくれた両親の姿を見て、そんな風に思いました。

おわり

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