どうも、サンモトです。
↓先日、Amazonで“紅玉”を購入しました。
「“紅玉”は10月頃に収穫&出荷されるリンゴで、サッパリした酸味と加熱後の香りの良さが有名な品種です」
「その特徴から生食よりも加熱調理によく利用されており、“紅玉”を使ったお菓子やデザートのレシピはたくさんあります」
「私も以前購入して食べた時にその美味しさを実感したので、10月頃になると“紅玉”を使った料理を考えるようにしています(-_-)」
↓“紅玉”に合わせて、タルト生地の型枠も買ってみました。
「今回はこの“紅玉”を使って『リンゴタルト』と、前々から気になっていた『タルト・タタン』作りに挑戦してみました」
「タルトはパイ生地やクッキー生地を皿状に焼いてからフルーツなどを盛り付けた料理で、こちらは知っている人も多いと思いますが、『タルト・タタン』という名前はあまり耳馴染みがないと思います」
「『タルト・タタン』は砂糖とバターで炒めたリンゴを型枠に敷き詰めて、その上にタルト生地を被せて焼いたフランスのお菓子です」
「どちらも似たような料理ですが作り方は微妙に違うようなので、実際に作ってみてどんな感じなのかを検証していこうと思います」
「私と同じように趣味の料理を楽しみたい人の参考になれば嬉しいです」
用意する材料
「今回私が用意した材料の一覧になります」
「細かい分量や使用用途については下記の個別項目で記載していきます」
実際に作ってみる
それでは実際に作っていこうと思います。
今回は資料画像と文字数が多くなったので、下準備(タルト生地・リンゴのバター炒め)と『リンゴタルト』・『タルト・タタン』の4つの項目に分けました。
下準備(タルト生地)
「タルト生地の分量はネットで検索して出てきたレシピをいくつか拝見して、自分なりに調整してみました」
「この分量だと18cmのタルト型に丁度良いぐらいだと思います」
「私が今回使用しているタルト型は21cmなので、同じ分量のタルト生地をもう1個作って使います」
↓まずはボウルに無塩バター50gを入れて、クリーム状になるまで練ります。
「バターは冷たすぎるとカチカチで混ぜにくいので、常温で少し置いて柔らかくしてから混ぜるのが良いと思います」
↓無塩バターがクリーム状になったら砂糖30gを加えて混ぜます。
↓砂糖の粉っぽさが無くなったら卵黄1個を加えて混ぜ合わせます。
「卵は別の容器で割って、手を使って卵黄と白身(卵白)を分けておきます」
↓篩(漉し器)を使って小麦粉(薄力粉)100gと塩1gを加えて、混ぜ合わせていきます。
↓粉っぽさが無くなり生地がある程度まとまってきたら、平らな場所にサランラップを敷いてその上に生地を移します。
↓ラップ越しに手で軽く揉んで生地をひとまとめにして、ラップで包み込んだ状態にして冷蔵庫で1時間程度休ませれば『タルト生地』の仕込み完了です。
「タルト生地を何回か作ってみて感じたのは、ベタベタして手にくっつきやすいということですね」
「ボウルの中で材料をある程度混ぜたら、サランラップに包んで手で揉むのが楽です」
「試しに卵黄だけでなく白身(卵白)ごと入れて混ぜてみたのですが、それだと水分量が多いためかベチャッとした生地になり、成形が難しくなりました(-_-)」
「全卵を使う場合は小麦粉(薄力粉)の分量を多少増やした方が良いかもしれません」
下準備(リンゴのバター炒め)
「今回は『リンゴタルト』と『タルト・タタン』の両方に使うためリンゴ(紅玉)を4個使っていますが、どちらか一つを作る場合は2~3個程度で良いと思います」
「見栄えや作りやすさのために皮を取り除いて作るので、ある程度大きめのリンゴを使うのがオススメです(-_-)」
「砂糖100gの内50gは煮詰めてカラメルソースにして、残りの50gはリンゴの水分を出やすくするためにふりかけて使います」
↓リンゴ(紅玉)は四等分して皮と芯を取り、更に半分に割って八等分にして鍋に入れます。
「リンゴはある程度大きく切った方が見栄えが良いですが、食べやすくしたいなら一口で食べられるサイズにしても良いと思います」
↓鍋のリンゴに砂糖50gとレモン汁15gを加えて混ぜ合わせて、30分程度置いて水分が出やすくしておきます。
↓その間に同じくらいの深い鍋に砂糖50gと水15gを入れて弱火で火にかけます。
↓軽く泡立ちながら色が黒くなるように手で鍋を揺すりながら弱火で煮詰めていきます。
↓ある程度色が付いてカラメルの風味がしてきたら火を止めて、無塩バター20gを加えて溶かしながら混ぜ合わせてカラメルソースにします。
↓カラメルソースが出来たら、置いておいたリンゴを抜け出た水分ごと鍋に入れて、シナモンパウダーを適量振りかけます。
↓鍋を中火にかけながらゴムヘラで鍋全体をかき混ぜて、沸騰してきたら弱火に変えて落し蓋をします。
「落し蓋はオーブンペーパーを適当な大きさに切って、真ん中に穴をあけて使っています」
↓そのまま1時間程度煮詰めれば『リンゴのバター炒め』の完成です。
「今回は鍋のかき混ぜ方が不足していたせいか鍋底が焦げ付き、リンゴがドロドロに溶けた部分と白い固形部分に分かれてしまいました(T_T)」
「味は特に問題なかったので焦げた部分は取り除いて、ドロドロになった部分を『リンゴタルト』に、固形部分を『タルト・タタン』に使用することにしました」
「長時間加熱する場合はこういうこともあるので、気をつけなければいけないなと反省しました(-_-)」
『リンゴタルト』
「下準備(タルト生地・リンゴのバター炒め)が出来たので、まずは『リンゴタルト』から作っていきます」
「『リンゴタルト』はタルト生地を型枠に嵌めて焼いてから、ドロドロになった『リンゴ(紅玉)のバター炒め』を敷き詰めていきます」
↓オーブンペーパーを適当な大きさに切って、その上に冷蔵庫から取り出したタルト生地を置きます。
↓上からもオーブンペーパーを被せて、麺棒などで平たく伸ばします。
「タルト生地は冷えた状態だと固いので、常温に置いてある程度柔らかくしてから使った方が良いです」
「手だけでもある程度生地を伸ばすことは出来ますが、均質に伸ばしたい場合は麺棒などの器具を使った方が良いですね」
↓タルト型より少し大きめに生地を伸ばしたら、手を使って生地を型枠にピッタリ合わせていきます。
↓タルト生地を型枠に嵌めて形を整えたらフォークや串を使って生地の底に穴を開けて、サランラップをかけて冷蔵庫で1時間程度休ませます。
「生地の底に穴を開けたり冷蔵庫で休ませるのは、焼いた時に生地が縮むのを防ぐためです」
「同様に生地が薄いと割れたり崩れたりしやすくなるので生地の厚みには気をつけた方が良いと思います」
↓オーブン用の天板の上にオーブンペーパーを敷いて、その上に冷蔵庫から取り出したタルト生地を置き、タルト生地の上にも底の大きさに合わせて切ったオーブンペーパーを乗せます。
「タルト生地を焼く時は底が膨らまないようにタルトストーンと呼ばれる重石(アルミ製の粒)を乗せて焼くのですが、あまり見栄えに拘らなければ無くても問題ないと思います(-_-)」
↓180℃に予熱したオーブンに入れて、20分程度焼きます。
↓時間が経ったらオーブンから取り出し、被せていたオーブンペーパーを外して粗熱を取ります。
↓粗熱が取れたら平らな場所に置いて、作っておいた『リンゴのバター炒め』を敷き詰めて、サランラップをかけて冷蔵庫に入れておきます。
↓冷えて固まったら冷蔵庫から取り出して、『リンゴタルト』の完成です。
「底が深い皿の上にタルトを置いていたので、敷き詰めたリンゴの重さでタルト生地の底の方が割れていました(T_T)」
「持ち運ぶ際や保存する際は大きめの平皿の上に乗せておくのが良さそうです」
『タルト・タタン』
「最後に『タルト・タタン』を作っていきます」
「現代の『タルト・タタン』のレシピではケーキ型を使用して作るのが一般的ですが、今回は検証目的なので原典通りオーブン対応のフライパンで作ってみようと思います」
↓オーブン対応のフライパンの上に『リンゴのバター炒め』を敷き詰めていきます。
「『タルト・タタン』はリンゴのゴロゴロ感が大事らしいので、固形部分を選んで敷き詰めてみました」
↓作っておいたタルト生地を冷蔵庫から取り出し、フライパンの直径ぐらいの大きさに伸ばしてそのまま被せました。
↓オーブン用の天板の上にオーブンペーパーを敷いて、その上にフライパンを乗せます。
「余ったタルト生地も一緒に焼いてクッキーにします」
↓180℃に予熱したオーブンに入れて20分程度焼きます。
↓時間が経ったらオーブンから取り出して粗熱を取り、サランラップをかけて冷蔵庫に入れて冷やし固めます。
「タルト生地で密閉されているためか、フライパンが冷めるのに結構時間がかかりました」
↓冷え固まったら冷蔵庫から取り出して、ナイフや包丁を使ってフライパンから外していきます。
↓フライパンから外れたら上から皿を被せてひっくり返し、『タルト・タタン』の完成です。
↓後で気づいたのですが、フライパンの表面にいくつも傷がついていました(T_T)
「焼けたタルト生地をフライパンから外す時にナイフや包丁でカリカリ削ったため、表面のフッ素コーティングが傷ついたのだと思われます(T_T)」
「ちょっとショックでしたが、これも良い勉強になったと受け入れておきましょう(-_-)」
「フライパンで『タルト・タタン』を作る時は表面コーティングされていないフライパンを使うか底取式のケーキ型を使った方が良いですね」
食べた感想&作った感想
「完成した『リンゴタルト』と『タルト・タタン』を食べてみました」
「砂糖を煮詰める時間が短めだったのでカラメルの風味はあまり出せませんでしたが、やり過ぎて焦がすよりはマシだったと思います(-_-)」
「『リンゴタルト』の方はドロドロになったリンゴの部分を敷き詰めたので、タルト生地にリンゴジャムをつけて食べているような感じです」
「『タルト・タタン』の方はリンゴの固形部分を敷き詰めたので、リンゴのシャクシャクした食感がしっかり残っていました」
「型やフライパンから外す時に割れたり崩れたりしたので、どちらもあまり見た目は良くありません(T_T)」
「味はどちらも美味しかったので、個人的には満足のいく結果になりました」
「実際に作ってみて感じたことや思いついたことを挙げていきます」
「まず最初に感じたのは『全体的に時間がかかるなぁ(-_-)』という点です」
「タルト生地を休ませたり、加熱したリンゴの粗熱を取ったり、丁寧に作ろうとすると数時間はかかります」
「日常的に作るつもりなら、市販のタルト生地やプレーンクッキーを土台に使うなど、工夫して時間を短縮した方が良いでしょう」
「小麦粉が余りがちで大量に消費したい時はタルト生地を使った料理は丁度良いと思います」
「用意する材料の分量は使用する型枠やオーブンに合わせて調整する必要があるので、練習も兼ねて何度か作ってみた方が良いですね」
「バターをたっぷり使うので、塩分を摂り過ぎないように無塩バターを使うのが大事です」
「砂糖を煮詰めてカラメルにするのは時間がかかるし焦がして失敗する可能性もあるので、市販の物を使うかシナモンパウダーやバニラエッセンスなどの香辛料を使って風味付けした方が楽だと思います」
「リンゴは大きめに切って使った方が食感や見た目が良くなりますが、ジャムのようなゲル状の方が敷き詰めたり食べる時には楽だなと感じました」
「『リンゴタルト』の方は型枠で作ったタルト生地に炒めたリンゴを敷き詰めるだけなので、土台のタルト生地が綺麗に焼ければそこそこ上手く作れると思います」
「タルト生地は先に焼いておいて、後から好きな具材を敷き詰めれば良いので汎用性がありそうだなと感じました」
「『タルト・タタン』の方は原典通りフライパンにタルト生地を被せて焼いてみたのですが、予想通り歪な見た目になりました(-_-)」
「フライパンから外す時に生地が割れたり、フライパンの表面を傷つけたり、手間取る場面が多かったのでケーキ型の容器で作った方が楽だし上手く作れると思います」
「フライパンで『タルト・タタン』を作る場合は表面がコーティングされておらず、オーブンに入れやすい小さめの物を使用すると良いかもしれません」
「完成品を冷蔵庫に入れる時や運ぶ時のために大きめの平皿があると良いですね」
以上、【“紅玉”を使って『リンゴタルト』と『タルト・タタン』を作ってみた】の検証まとめでした。
おわり〼
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