どうも、サンモトです。
↓最近こんな本を読みました。
「書籍のタイトルは『お金の減らし方』、著者は森博嗣さんという方です」
「この書籍は著者の森博嗣さんが出版社から『お金の増やし方について書いてほしい』と依頼されて書いたものなのだとか(-_-)」
「そんな経緯からも推測できる通り、独特な考え方を持っている著者の『お金の価値観』をテーマに書かれた内容になっています」
「今回はこの書籍を読んで私が感じた“お金に関する考え方・捉え方”について彼是語ってみようと思います」
『自分にとって価値があるもの』を考えることの大切さ
書籍『お金の減らし方』の中で著者の森博嗣さんは自らの方針として
「欲しいものはなんでも買えば良い、でも必要なものはできるだけ我慢をすること」
(引用:書籍「お金の減らし方」より)
という事を挙げています。
この部分だけだとピンとこない人も多いと思うので、少しだけ補足をすると
『自分が本当に欲しいと思うものにお金を使うことで、そこから満足感が得られる』
『生活のために仕方なく必要なものなら、最低限必要な条件を満たしていればそれで十分とする』
ということになります。
つまり、
「『他人の価値観』に依存した考え方でお金を使うのではなく、『自分の価値観』に従ってお金を使うことで満足感を得よう!」
という話です。
私も普段の生活ではあまりお金を使わないように心掛けているので、この考え方には共感できました。
「当たり前の話ですが、全ての欲望を叶えることはできません」
「なぜなら個人が使える時間・お金には限りがある一方で、人間の欲望には限りがないからです」
「世の中にはそのことをよく理解していて、十分な収入・資産がある上で節約・倹約思考で必要最低限の生活をしている人がいます」
「そのような人達は周りから『もっとお金を使えば良いのに』と思われる事が多いですが、当の本人達はその生き方に満足していたりします」
「『自分にとって価値のあるもの』にお金を使っているから満足しているし、満足しているからそれ以上お金を使う必要がないのです」
『自分にとって価値のあるものにお金を使う』というのは、言い換えれば『自分にとって価値の低いものにはお金を使わない』とも言えます。
これは我慢や苦行を自分に強いる、というわけではありません。
自分にとって優先順位の低いことに使っていた時間やお金を削ることは、実際にやってみると大して辛くも苦しくもないです(あくまで私の感想ですが、共感してくれる人もそれなりにいると思います)
その分を大事なことに集中して注ぎ込めるので、寧ろ充実した気分を味わえます。
つまり、お金をたくさん使わなくても満足感は得られるのです。
「『足るを知る者は富む』という言葉が、正にそれを表しています」
「これは老子の言葉だそうですが、『満足することを知っている人は、たとえ貧しくても心が豊かである』という意味です」
「だからこそ『自分にとって価値があるもの』にお金を使うことを考えるべきなのです」
さて、ではこの『自分にとって価値があるもの』というのはどうすれば見つけられるのでしょうか?
もちろん、特に意識せずに自然とそれができている人もいるのかもしれませんが、ほとんどの人はそうではないと思います。
「(自分の好きなこと・やりたいことがわからない)」
「(好きなこと・やりたいと思ったことをしているのに、どこか不満を感じている)」
こんな風に、自分でもよくわからないけどモヤモヤしている人もいると思います。
なぜそうなってしまうのか?というのを私なりに次の項目で語ってみます。
『他人の価値観』と『自分の価値観』の区別がつかなくなっている
書籍『お金の減らし方』の中で著者の森博嗣さんは、多くの人が他人の目を気にし過ぎていると述べています。
『他人からどう見られるか?世間からどう思われるか?』を気にして、自分が本当に価値を感じることができない(気づけない)でいる。
だからいくらお金があったり使ったりしても十分な満足感が得られないのだと。
その原因として『他人の価値観』と『自分の価値観』の区別ができていない、ということを挙げています。
確かに普段の生活の中で
「これは他人の価値観に引っ張られているな」
「これは自分の価値観に沿うやり方だろうか?」
などと一々考える人は少ないと思います(面倒くさいですから)
大抵の場合は、
「これは何となく良さそうだ」
「これは何となく嫌だから止めておこう」
と直感的に判断している人が多いはずです。
しかし、この直感というのがまさに曲者です。
直感は基本的には便利なものですが、大事な場面であらぬ方向に人を導くことがあるということは認識しておいた方が良いと思います。
「簡単に言えば、人は自分が思っているよりも他人や周りからの影響を受けているということです(-_-)」
「この辺りの話は社会心理学について学んでみると納得できると思います」
普段何気なく生活をしているだけでも、私たちは様々な情報を周りから受け取っています。
他人との世間話や街中での広告、テレビのCMなど色々な媒体を通して多種多様な情報が世の中には溢れています。
他人の考えや環境の変化に触れることは多様性や発展に繋がる一方で、気を付けないと自分と他人の価値観が曖昧になる恐れがあります。
もちろん『他人の価値観』に合わせたり、尊重しなければならない場面はあります。
しかし、自分が満足できる決断をするには『自分の価値観』に沿っていることが重要なのです。
「世間一般で大多数の人が思い浮かべる共通認識を価値観として扱ったりしますが、世間の価値観は時間の流れや環境の違いによって変化します」
「個人の価値観も同じように変化しますが、変わりにくいもの(変えたくないもの)というのは誰にでもあるものです」
「それがその人の本質や信念であり、周りの変化に曝されたり自問自答しながら時間をかけて磨かれ、洗練されたものが『自分の価値観』になるのだと私は思います」
『自分の価値観』をハッキリと認識できている人は迷わずに自分で決断し、後悔することも少なくなります。
そうなれるように『自分の価値観』を見つけるには、どうすれば良いのでしょうか?
私は『孤独な時間』を用意することの重要性を次の項目で語りたいと思います。
独りきりで考えないとわからないことは沢山ある
『自分にとって価値のあるものは何なのか?』ということを考えるには、『孤独な時間』が必要だと私は思っています。
『孤独な時間』というのは、つまり『自分一人で思考を整理する時間』のことです。
この『孤独な時間』を使って『他人の価値観』と『自分の価値観』を見極められたら、自分の価値観に沿ったやりたいこと・価値を感じることに気づけるはずです。
「『自分にとって価値のあるもの』を探すなら、他人に聞くより自分自身に聞くのが確実です」
「もちろん周りの人や専門家に相談したり、信頼・尊敬する人の意見を参考にすることも大事です」
「それが出来る環境にあるなら、気の済むまでやった方が良いとは思います」
「しかし最終的な判断を下すのはいつも自分である以上、その決断は『自分の価値観に沿ったもの』でなくてはいけません」
「そういった意味では『自分本位』の考え方というのも大事なのだと思います」
なので、ぜひ多くの人に『孤独な時間』を意識的に作って『自分の価値観』を正しく認識してもらいたいと思っています。
「話の本筋からは外れますが、私が『孤独な時間』という表現を使っているのには個人的な理由があります」
「それは、多くの人に孤独という言葉のイメージをもう少しポジティブに捉えてほしいからです」
「世間一般ではあまり良いイメージで使われていませんが、私自身は孤独という言葉にネガティブな印象をあまり持っていません」
「私は『孤独=自分と向き合う時間』と解釈していて、自分自身と対話して自己理解を深められる生産的な行為だと認識しています(-_-)」
「人は誰しも重要な決断をする時は『自分自身と対話する時間』があると私は考えており、人生をより良くするためにはそのような時間が絶対に必要だと思っています」
「なので『孤独=寂しい・辛い』みたいな世間の暗いイメージは捨てて、自分の人生をより良くするために『孤独な時間』を利用してください」
「自分の人生を有意義に過ごせる“孤独な人”が増えてくれると嬉しいです」
まとめ:誰もが『自分の人生』を精一杯生きられると良いと思う
長々と語ってしまいましたが、要するに
「自分でやりたいことを見つけて、やってみればいいじゃん!」
という結論になります。
身も蓋もない言い草ですが『自分にとって本当に価値のあることをする』というのは、つまりそういうことなのだと思います。
ただし、そうなるためには自分のやりたいことがわかっていなければならず、やりたいことに集中できる環境を自分で作らなければなりません。
「『孤独な時間』を作り、『他人の価値観』と『自分の価値観』を見極めて、自分の価値観に沿った決断を行うことを意識する」
「そうすることで『自分にとって価値のあるもの』がわかり、迷ったり後悔することなく、日々の生活に満足できるようになるのです」
「時間はかかるし、簡単なことでもないですが、やってみる価値はあると思います」
もし現在、普段の生活の中で
「(今の生き方に満足できていないなぁ)」
「(自分はこれで本当に良いのだろうか?)」
と感じることがある人は、一度独りきりになって自分自身と対話する時間を作ってみるのをオススメします。
誰にも邪魔されず、思う存分自分と語り合ってみてください(-_-)
その時気づいたことが、自分の人生をより良くするための大切なヒントになるはずです。
長くなってしまいましたが、私個人の取り留めない考えにお付き合い頂き、ありがとうございます。
この記事が、あなたの人生をより良く変えるための“小さなキッカケ”になれば嬉しいです。
おわり〼
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