どうも、サンモトです。
↓最近こんな本を読みました。
「書籍のタイトルは『人生の法則「欲求の4タイプ」で分かるあなたと他人 電子版』で、著者はオタキングの名で親しまれる岡田斗司夫さんです」
「この書籍では著者の岡田斗司夫さんが考案した『4タイプ判定テスト』について解説されており、人間関係の悩み・人生の目的についての示唆が得られる内容になっています」
「著者の岡田斗司夫さんは『4タイプ判定テストに科学的根拠は一切ありません』と言っていますが、同時に『20年以上この分類法を自分で使ってみて応用範囲の広さを実感している(メチャクチャ使える)』とも言っています」
「私も実際に試してみたのですが、妙にしっくりきて印象に残りました(-_-)」
「今回はこの『4タイプ判定テスト』を試してみて感じたことや思ったことを彼是と語っていこうと思います」
『4タイプ判定テスト』とは
「まずは『4タイプ判定テスト』について解説します」
「『4タイプ判定テスト』とは岡田斗司夫さんが考案したもので、考え方や好き嫌いの傾向などを基に『人間を大まかに4つに分ける分類法』のことです」
「この判定テストで分かるのはその人の『欲求の偏り』であり、それぞれ以下の4タイプに分類されます」
↓これを図で表すとこんな感じになります(自作してみました)
「縦軸が外向的価値観・内向的価値観を表して、横軸が抽象的・具体的を表しています」
「この4つの象限に4タイプ(司令型・理想型・注目型・法則型)がそれぞれ対応しています」
「縦軸の外向的・内向的というのは『価値観の基準』や『思考の方向性』を指します」
「外向的価値観の人は欲求が他者的で、『他の人と比べて自分はどうか?』というのを重視するタイプ」
「内向的価値観の人は欲求が自己的で、『自分の中で納得・満足できるか?』というのを重視するタイプ」
「横軸は考え方が具体的か抽象的かを指しています」
「具体的な考え方の人は、数値化できたりハッキリした答えを持っています」
「抽象的な考え方の人は、数値化できないことだったり曖昧な答えだったりします」
↓この4タイプには以下の法則があります。
それぞれ図を使って簡単に解説します。
↓まずは『対角線の法則』について。
「図の対角線同士はお互いの欲求を理解しにくい関係にあります」
「対角線のタイプ同士は衝突もしやすいですが、お互いの欠点や苦手を上手くカバーし合えるなら非常に良いパートナーになることも多いそうです」
↓次に『優位劣位の法則』について。
「『優位劣位の法則』は主に対人関係のツールとして応用可能な法則になります」
「隣り合うタイプは優位と劣位の関係性にあり、右回りで優位、左回りで劣位の関係になります」
「図で見ると右回りに『憧れ』が発生し、左回りに『軽視』が発生します」
「優位の方が優秀であったり、劣位の方が劣っているというわけではなく、欲求のタイプごとに憧れたり軽視したりする別のタイプがいるだけです」
↓最後に『右回りの法則』について。
「右回りに憧れが発生する『優位劣位の法則』から派生したのが『右回りの法則』です」
「『右回りの法則』は個人の欲求のブレに関する法則になります」
「調子が良い時は自分が憧れる右回りの欲求を満たそうとして、調子が悪くなると左回りの欲求で我慢しようとします」
「欲求のタイプが変わらない人はほとんどおらず、状況によって変化するのを知っておくことが重要です」
「『4タイプ判定テスト』は自分の性格分析よりも、他人への理解の方が役立つと考案者の岡田斗司夫さんは言っています」
「各タイプともに『自分の考え方が普通・普遍のモノ』と考えているため、そこで他人と衝突して人間関係のいざこざに発展します(-_-)」
「この4タイプに他人を当てはめて考えると他人の行動原理や求めているモノが分かりやすくなるので、対人関係のツールとして使うのが有用だと言います」
「身近な人で当てはめながら考えていると、次第に自分についても正確に分かってくるようになるらしいです」
「円滑な人間関係を築くために役立ててみてください(-_-)」
私の診断結果⇒『法則型』だった
この書籍にある『4タイプ判定テスト』を試してみた結果、私は『法則型』という判定が出ました。
↓『法則型』の特徴は以下のようなものになります。
「『法則型』の基本欲求は分かりたいというものです」
「物事の仕組み・法則を自分なりに理解したり、発見したり、推測したり、仮説を立てたりすることに喜びを感じます」
「『自分の本当にやりたいこと』がなく、人生を50~60%ぐらいの力で生きようとします」
「ざっと見ただけで『あぁ、自分のことだ(-_-)』と納得しました」
「怖いくらいに当てはまっています」
↓この図で見ると、『法則型』は対角線上の『注目型』を理解することができず、調子が良い時は『理想型』に寄り、調子が悪い時は『司令型』に寄るそうです。
「確かに私は注目型の欲求である『他人に注目されて好かれたい、頼られたい』というのは昔からよくわかりません(-_-)」
「優位にあたる理想型の何か一つのことに情熱的に打ち込む姿勢は憧れますし、劣位にあたる司令型の勝ち負けにこだわる考え方はあまり好きではないです」
「そんな『法則型』を漢字二文字で表すと“自由”で、この言葉はキラーワード(気持ちを強く惹きつける言葉)でもあります」
「『法則型』が求める“自由”とは逃避・逃走に近いらしく、束縛されることが嫌いなのであらゆるものごとから逃げたいのだとか(その結果として“自由”になるのです)」
この診断結果を基に、今までの自分の行動・考え方を振り返ってみました。
「確かに私は特定の何かに熱中したようなことはないし、興味・関心のある事柄でも全力で取り組もうと思うことは滅多にありません」
「勝ち負けにこだわるよりは、自分の納得感・満足感の方が重要です」
「周りからはよく冷めてると思われたし、自分でもネガティブ思考だなと気にしたりもしました」
「感情的な人の相手をするのは苦手だし、自分の感情を表現するのも苦手です」
「他人に嘘をつくのは嫌(秘密or言わないのはOK)だし、約束をするのも抵抗感があります」
「決まったパターンで効率良くこなすことが好きだし、得意です」
法則型についての言及で個人的に納得したというか、腑に落ちたのは『自分が熱中できるものを探している』という部分です。
正に私が昔から気になっていたことです(-_-)
そんな疑問に対して著者の岡田斗司夫さんはこのように書いています。
そんな法則型ですから、もちろんハングリー精神はありませ ん。だから本人が一番気にしている のは、「自分は熱くなれることがないんだろうか。自分は燃えるような恋ができないんだろうか」 です。答えましょう。一生、熱くなることはありません。安心して諦めてください。
書籍『人生の法則「欲求の4タイプ」で分かるあなたと他人 電子版』より引用
「少しショックでしたが、概ね納得なのは私がやはり『法則型』だからでしょうか?」
『法則型』の生き方を考えてみる
気を取り直して、ここでは『法則型』の特徴・強みを活かせそうな生き方を考えてみようと思います。
↓以下に私が思いついたアイデアをざっと書き出してみました。
「同じ『法則型』でも個人で細かい違いがあるので、万人に勧められる生き方はありません」
「自分に適したものを模索する必要があります」
「時間と忍耐がかかる作業ですが、興味・関心の方向性が合えば『法則型』にとってはさほど難しいことではないと思います」
「大事なのは自分で試して・学んで・理解すること、そして理解した事を誰かに伝える手段を持つことだと考えました」
「これが私の『法則型』の戦略です」
『他人は理解できない』ということを理解するのが大事
私は昔から他人の行動や考え方に疑問を感じることがたくさんありました。
「なぜ他人は自分のように考えて行動しないのだろう?」
「自分はどうしてこんなにも他人と違うのだろうか?」
とよく悩んだものです。
今思い返すと、それがキッカケで心理学系の本を読んだり、こういった診断テストを試したりするようになったのでしょう。
当時の私には『他人のことを理解したい』という欲求があったのだと思います。
「他人がどのような時に喜び、どんな時に楽しいと感じるのか?」
そういった人の心理を学べば、自分が感じているモヤモヤした気持ちが晴れるかもしれないと考えたのです。
しかし、人の心理について学べば学ぶほど、理解しようとすればするほど『本当に他人を理解することなんてできないんだ』と次第にわかってきました。
「“自分は他人のことを本当に理解することはできないし、他人も自分のことを本当に理解することはできない”」
「これが悩み抜いた末に私が得た答えでした」
「他人を理解したくて始めたことなのに、それで『他人を理解することはできない』と気づくというのは何となく皮肉っぽいですね(-_-)」
「でもそのおかげで、私が今まで感じていたモヤモヤは晴れました」
「このように考えるのは一抹の寂しさや虚しさを感じなくもないですが、ずっと悩み続けるよりは遥かにマシです」
「“他人のことを理解できなくたって、自分のことを理解されなくたって、それなりに上手くやれる”」
「これがわかっただけでも私にとっては大きな収穫でした」
昔の私がそうであったように、
『他人を理解することはできる』
『他人を理解することはできない』
の0か100で考えている人は多いのかもしれません。
実際のところは、
『全然違うけど少しは共感できる部分もある』
『すごく共感できるけど根本的な部分で違いがある』
といったように、誰もが中途半端な理解しかできないんだと思います。
若かりし頃の私は
「他人を理解することなんてできない!」
「誰も自分のことを分かるわけがないんだ!」
というような、若干捨て鉢な思考になっていた時期がありましたが、これは精神衛生上よろしくないのでオススメはしません(-_-)
感じ方や考え方に違いはあれど、誰しも他人との違いに悩んだり苦しんだりした経験があるのだと今はわかります。
他人を理解しようとしたり、自分を理解してもらおうと努力するのはもちろん素晴らしいことですが、努力だけで解決できるような単純な問題ではありません。
「他人を理解することはできなくても、それなりに上手くやれる方法はある」
これぐらいの温度感でいくのが良いのではないでしょうか。
まとめ:人が持つ多様性の意味を考える
著者の岡田斗司夫さんは書籍の後半で『なぜ4タイプが存在するのか?』そして『人の生きる意味=人生の目的』についての自説を書いています。
岡田さんがどのような仮説を立て、なぜその結論に至ったのかは書籍の中で詳しく解説されているので、興味のある方はぜひこの書籍を読んでみてください。
「この仮説が正しいかどうかは私には確かめようがありませんが、面白い話だなと感じました」
「人間に多様性が生まれ、それが失われることなく今まで受け継がれてきたのにはそれなりの理由があるのだと私も思います」
「特に根拠があるわけではないのですが、そう考えた方が『他人との違いに悩み苦しんだ昔の自分』への救いになると思うのです(-_-)」
「今現在、人間関係に悩んでいる人や自分自身の人生について悩んでいる人はこの『4タイプ判定テスト』を一度試してみてください⇒こちらのHPで簡易テストが受けられます」
「きっと自分なりの答えが見えてくると思います」
「世の中には色々な人間がいて、一人一人がまったく違います」
「『多様性の時代』と言われるように、これからは一人一人の人間が持つ複雑で多様な性質とうまく付き合っていく考え方が重要になってくるでしょう」
「『各々がそれぞれに適したやり方を選び、自分らしく活躍する』」
「そんな社会のあり方が理想であり、とても魅力的で幸福な生き方なのだと思います」
「私もこのブログ活動を通して、自分らしさを表現していきたいなと改めて感じました」
人が持つ『多様性の意味』を考えてみる。
他人を知り、自分を知ることで、『人生の目的』を見つけることができるかもしれません。
この書籍を読んで、そんなことを思いました。
おわり〼
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